新版 指輪物語〈3〉旅の仲間 下1 (評論社文庫)
裂け谷のエルフの館に到着、命拾いをしたフロドはこれで冒険も終わりとホッとしますが・・・さらに暗く絶望的な冒険に旅立つ事に。しかもエルロンドの会議からフロドは自分一人でこの使命を果たすしかないと覚悟を決めます。フロドを勇気付けるのは8人の仲間、人間、エルフ、ドワーフの代表。そして主人の気持ちを察し決してフロドの側を離れようとしないサム。「僕たちホビットは離れちゃいけないんだ、知恵者が加わっていないとね」とメリーにピピンも。平和と自由を愛する全世界の人々の運命を背負って新たな冒険の始まり!
ロード・オブ・ザ・リング ~バトル・フォー・ミドル・アース~
トロルやムマキル(象)といった大型の化け物を動かすのが面白くてずっと悪の側でプレイしてましたが、善の側のキャンペーンをやってみて全然戦い方が違うのに驚きました。数と体力勝負の悪に比べ、善の側はガンダルフ(魔法使い)の一声で何百人も宙に舞うし、死者の軍団は無敵だし、エント(木の霊)はすごい丈夫。おまけに他の軍団まで魔法で呼べる。映画をロクに見てない自分にはよく判りませんが、裏表をひっくり返しただけでなく、全然違うゲームのようになります。善の側はかなり卑怯です(-_-)。おまえら本当は悪者やろと突っ込みたくなります。うちの首領のナズグル(飛竜に乗ってます)は全然喋らないのに、善の方はベーコンがどうしたとか、ずっと言っていて食べ物にもうるさいです。以上、変わり者のレポートでした。丁寧にできていて、映画知らなくても長く楽しめます。
ロード・オブ・ザ・リング トリロジーBOXセット [Blu-ray]
CEとSEEの論議についてはひとまず置いておいて
ここまでBDの恩恵を受けれる作品はそうそうないのではないでしょうか
小道具の擦れ具合や汚れ具合、衣装の刺繍から建物の細部・質感、はては俳優さん達の(汚れまで含む)メイクまで
製作のスタッフ達がどれほどこだわり、どれほど細かく作業したかがひしひしと伝わってきます
(特に顔のアップで映ることの多い首周りの刺繍や紙・机・武器などが一番実感できる部分かもしれません)
そういった製作スタッフの方達の努力を、DVDでなんとなくボヤっと観てしまうのは非常にもったいなく
さらにそこまで細かい作業をしている作品だからこそ、BDで観るにはうってつけの作品なのではないかと思います
また、これはこの作品に限った事ではないのですが
情報量が増した事で、顔がとても小さく映っている人物の表情や瞳の表情がよりハッキリ見えて
新たな発見や魅力を見つける事が出来ます
画面の補正やエフェクトが強くかかったシーン(特に裂け谷の会議やロスロリアン等)では
処理の所為で肌がつるっとした質感になってしまっていたDVDに比べ
きちんと質感の情報を保持したまま画面処理がかかって見える為、かなり印象が変わります
あと他のレビュアーの方も書かれていますが
このBDで最も感動したのが「音」です
自分は普段の仕事で作業をする時、BGVとして何回もLotRを流していたのですが
(こんな音入っていたんだ…)と思う程に
音に大きな広がりが生まれていて、とても感動しました
もうひとつ、非常におおきな事なんですが
『字幕なし』で再生した時に、完全に字幕が表示されなくなりました
(DVD版では、エルフ語の会話時などで英語の字幕が表示されていました)
メニュー画面も、わずらわしい画面切り替えが無くなってとても快適に操作できます
CE・SEEについては
自分は展開のテンポ等それぞれに良い所があると思っているので、両ver.のBD化を共に楽しみにしていました
特に第3部においては
死者たちの返答の有無によって、アラゴルン達が黒き船団でペレンノール野に着いたシーンの意味合いや
ペレンノール野の戦が終わった後、メリーとピピンの再会の時間帯など
もはや完全に別ver.となっているので、どちらにも同じ様に価値がある物と思っています
ホビットの冒険公開に合わせたSEE版発売が予定されている以上
それよりも先にCE版だけでもBDで楽しめる事に、感謝はしないまでも 喜びを感じるものではないでしょうか
ただ、SEEの映像特典の方は是非ともBDにしてもらいたいです
SEEの魅力は、ただ単純に追加シーンがあるというだけではなく、ああいったドキュメンタリーも大きな一部分だと思うので…
普段大きなTVで観る時は、離れた場所から見る事が多いと思うのですが
このBDは是非、普段よりもぐぐっと画面に近寄って観る事を強くお勧めしたい作品です