パキスタン・ゾンビ [DVD]
内容は、若者5人がコンサート&一泊旅行を兼ねて、ワンボックスカーで田舎に向かうのですが、道中エライ目にあうというやつです。
これはなんとパキスタンのホラー映画で、世界へ向けてのメジャーホラー作品としては、恐らくこれが初めてではないでしょうか。
特にイスラム教圏内で、こういう残酷系ホラー(しかもストールを着た殺人鬼まで登場)が製作、公開されたという事自体、昔なら考えられなかっただけに、そういう意味では一石を投じた凄い作品であるともいえます。
また、ゾンビ、キチ○イ占い師、人肉を求める殺人鬼などが全て登場するところも、今までありそでなかったので、それは画期的だといえるでしょう。
しかし、その登場、展開に脈絡も説明もないので、現代の緻密な説明、設定があって当たり前の映画になれた人は見ていて腹がたつだけだとおもいます。
また、残酷シーンも殆どはっきり見せていないので、そういうのが好きな人にとっても、いまいちだと思います。
ではどういう層に向いているのかと言うと、あの滅茶苦茶だった80年代のアメリカB級C級ホラーが好きだった人たちには、とても懐かしい匂いがして、たまらんと思います。特に何故か分からないけど、鉄球を武器にするストールを着た殺人鬼は、ツボにはまるのではないでしょうか。
ところでゾンビって、中盤に出ただけなのですが、何故このタイトル・・?
スルタンガリエフの夢―イスラム世界とロシア革命 (新しい世界史)
イスラムの篤学にして、手練の書評家、エッセイストとしても『嫉妬の世界史』など、それこそ羨望するのも畏れ多い。それが著者・山内昌之だ。近年ショウケツ跋扈するええ加減な読み、あるいは読んでいないような書評、読書エッセイとは比較を絶する。彼に匹敵するのは、米原万里亡き現在、鹿島茂くらいではなかろうか。読むべき本、当たるべき資料にしっかりあたっており、その読みの深さも半端ではないのだ。何よりも元手がかかっている。読まずば、評するな!
山内の最高傑作は、本書『スルタンガリエフの夢』である。土肥恒之の『ロシア・ロマノフ王朝の大地』を読んでいて、不図思い出したのが本書だが、これがいまや一般書店では簡単に手に入らなくなっている。本書こそ文庫化すべき古典であると思うがなあ。
(いま手元にないので中身を評することができない。)
ジャンヌ・アルテス スルタン メン オーデトワレスプレー 100ml(111129075)【HTRC3】
名前に惹かれて購入しました。スルタンという名前ですので、力強い男の王みたいなのを、期待していましたが、想像とは正反対の代物でした。香りは、さほど強く強調することは無く、大人な雰囲気の落ち着いた香水だなと感じさせるものでした。