ルイス・ブニュエル DVD-BOX 1 (河と死/皆殺しの天使/幻影は市電に乗って旅をする)
ブニュエルについては、日本でもいくつかの特集上映会や、ビデオリリースなどもありましたが、全作品のリリースは未だに実現していません。このBOXシリーズが実現してくれるものと期待しています。さっそく未見であった「皆殺しの天使」を見ました。これぞブニュエル!と唸らせてくれる傑作です。特にラストは、何とも言えぬ、可笑しみがこみ上げてきて、思い出し笑いで尾をひきそうでした。「エル」のジグザグ、「ナサリン」のパイナップルなど、ブニュエルのラストは本当に素晴らしい。笑える映画はコメディばかりではないということをつくづく感じさせてくれました。
ブニュエルは「アンダルシアの犬」があまりに有名で、これは29才の処女作ですが、全32作品のうち29作品は45才を越えてから撮っています。人生の喜怒哀楽を知り尽くした人ならではの余裕のある表現がなんともいえぬユーモアを生み出しているのでしょうか。同じスペインの文豪セルバンテスも、傑作がが晩年10年に集中していて、かの「ドンキホーテ」も人生を知り尽くした人ならではユーモアが溢れていて、なにか通ずるものを感じました。
ブリキの路面電車【広島市電】
さすが日本では数社しかない中で、印刷物のブリキが得意な三幸製作所(葛飾区)さんの作品。
昨今地球温暖化のCo2対策上から見直されてきた路面電車を見事に表現しました。
パンタグラフが動き、レールと枕木の部分がセットになっています。
ブリキの路面電車【広島市電】 限定復刻品です。
他にブリキの路面電車【都電6000型】・ブリキの路面電車【赤】があります。