言葉のひとつひとつがすごく心に響いてくる作品です。
胸に迫ってくる言葉がたくさんあって、読めば読むほど勇気付けられます。
ラストも幸せになってよかった。書き下ろしのシルヴィとロッテがかわいくてかわいくて、
コミックスを読んだ方も、ぜひお勧めです。
前作「フィーメンニンは謳う」のラストが「むかし、むかし、あるところに」という言葉で終わっているのに対し、
この作品は「つい今さっきの これからはじまるおとぎ話です」と言う言葉で終わっているのがうまいなぁと思いました。
私自身は山口美由紀さんのファンですが、そうでなくても 十分に楽しめる一冊だと思います。 かわいらしく楽しいイラストと、ユーモア溢れる説明やエピソードが とても素敵で、どこからみてもいい本です。 添えてある一こま漫画も絶妙。 おすすめです。
「現実は甘くない、でも人を思う気持ちは・・・永遠」 踊り場ホテルを訪れる人々の物語を走馬灯のようにくるくると語っていくマンガ。 山口さんのマンガは切ないファンタジーが溢れている。 この物語は、決してシアワセとは言えなかった人々の迷い込む時の無いホテル(踊り場ホテル)を舞台に淡々と、でも力強く語られていく。読み終えたとき、涙がこぼれたけれどふわっと心地良い読後感が残った。 またこんな浪漫溢れるファンタジーを描いて欲しい。
まさかの最終巻、あっという間に読んでしまい、とうとう終わってしまった天空聖龍、久しぶりにドキドキした作品。
あと一冊分かけて、じっくり最終決戦〜決戦後の後日談を描いて欲しかったです‥正直物足りない!でも結末は満足です!
非常に懐かしく、また、貴重な広告資料集として拝見させていただきました。
音声が次第にステレオ化し、ナレーションをナレーターが読む時代から、
モデル自身(タレント自身?)が等身大で喋る時代へと変化するプロセスが興味深かったです。
またバブル期の豪華なCMを観ていると、広告不況が叫ばれる今の時代がせつなくなったり…。
とても楽しい時間をすごさせていただいたのですが、やはり、権利関係など大人の事情で
収録されなかった作品があったのは、「残念!」のひとこと。
●例えば、政治スキャンダルのために一週間しか放送されなかったナイアガラトライアングルの
「A面で恋をして」(資生堂サイモンピュア)。
●実相寺昭雄演出の企業広告『初恋編』(カンヌ国際広告祭でグランプリ受賞/
17歳時の薬師丸ひろ子が主演)等など。
さらに、わがままをいわせていただくとすれば、同梱のパンフに、なんとか、わかる範囲でいいので
各CMの演出家、プランナー、コピーライターの名前を記載して欲しかったです。
最近、お亡くなりになった土屋耕一さんの作品がけっこうあったので追悼の意味をこめて・・・。
ということで、ぜひ、未収録作品を収録したVOL.3を発売してください。お願いします。
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