「モノノ怪」シリーズというと和紙風の煌びやかなテクスチャ、尋常でないクオリティで有名です。 私個人の意見としては、この作品は下手な映画より素晴らしいと思います。 実を言うと主人公薬売りの声を担当する櫻井孝弘さんが目当てで見たのですが、どうやら大変な当たりだったようで、だいぶ引き込まれてしまいました。 言い方が悪いのですが少し前ある映画を観て、まず抱いた感想が「わざわざ鑑賞費やガソリン代を払って観に来たが、これなら多少我慢してでもモノノ怪のDVDを買った方がよかった」でした。 命の大切さを知れるストーリー。今は簡単に子供をつくり、簡単におろしてしまう人が居ますが、そういった人達にまず見てもらい、「自分が殺した子供は自分を選び産まれてこようとした、何よりここに誕生し、自分に抱かれたかった」という事を知ってもらいたいです。 そして、もし私にも子供ができたら、是非共に見たいです。 選んでくれて、ありがとう。そう言いたいです。 この先「モノノ怪」ほど素晴らしいアニメには、もう出会わないかも、とまで感じる作品です。
限定版のみの話になりますが、解説書1がついてきます。
このアイテムの存在は結構貴重で、ディールのルールから金融街のシステムまでかなり詳細に解説されております。
問題なのは、この一連のシステムについて解説されている資料が少ないことと、番組内だけでは必要十分まで解説されないことです。
公式ホームページに、一応本編を見るのに困らないくらいの解説はあるのですが、フラッシュのコンテンツになっており正直読みにくいです。
この他には、一巻の映像特典「バンク・オブ・ミダス 資産運用の手引き」として静止画の解説画像があります。
公式の資料としてはおそらくこの三つのみで、今回の解説書が初めての紙資料となります。
お話の筋、公麿の行動理念や結末だけを追うに当たっては、一応これらを読まなくても得心はいく作りになってはいるのですが、いかんせん導入から中盤までにかけては、公麿がディールを強制されることで、破産と現実世界への影響、真朱との訓練やディール相手との交流、椋鳥ギルドへの加入、引いては三國との対話など、ディールによってお話が回っていくので、ルールがわからないとバトルシーンでの緊張感を持てなくなり、後半まで興味が続かなくなると思います。
これははっきりこのアニメのダメな点だと思っています。本編で解説しきっていたらもっと流行っていたかって言うと、そうじゃないとも思いますが……
とにかく後半は真朱が加速度的にかわいくなっていくので、それだけで見れていくはずですw
ストーリーは相変わらずそのままですが・・・・。
今回は動きの雰囲気がよかったような気がします。
水江様が狂乱に陥ってからの行動、表情。
障子を開けたときの 猫の集団の不気味さは漫画が勝ったかも?
ちょっとゾクっとするシーンでした。
その際の妖しい笑い顔?の薬売りさんがさりげに含まれていて、
「真と理」への真実を探す一歩を表現しているようなそんな気もします。
加世ちゃんのたくましさがあまり表現されていないのは残念でした。
ヒロインさながら、すごい女性だと思ってますので。
著者の蜷川ヤエコさんは「モノノ怪ファン」(私がそうです)に
期待されている分、とても大変だとは思います。
静の世界で動を書くのは難しそうですし。
着物衣装ですので余計に幅も狭められそう。
(着物着ていたら機敏に動けないものですしね)
それでもがんばって続けて欲しいと思います。美しさ表現はNO1だと思いますので・・・。
もちろんオリジナルにも期待しつつ☆4つ!
と、思ったら終了しているようで・・・。残念。
だったらタイトルは怪・もしくは化猫でよかったのでは(モノノ怪シリーズになってないですね)
フジのアニメを見て、使われている曲に惹かれ購入しました アニメと同様、このサントラもクオリティの高さにはオドロキです。 ただ、もう少し弦のパートに厚みがあればな、と…。しかし音楽自体はとても良いので、聴きながら「あ、これはあの場面に使われてたな」と、アニメの場面を思い出すのもよし、ただ音楽にひたるもよし。真夏に聞けば体感温度が下がること請け合いです(笑) ただ一つ残念だったのが、説明書には天守物語、ケースの裏には四谷怪談のイラストが、それぞれ載っていたのですが、個人的に一番好きな『化猫』の絵がどこにも載ってませんでした…。まあ、評価を下げるほどではないので、星5つで(*^_^*)
極彩色でありながら日本的な絵と色、たたみかけるような演出、いまどきのアニメによくある「余計でおせっかいな説明」もなく、切れ味の良い台詞、そして30分アニメとは思えぬ出来に脱帽です。
化け猫のイメージをこういう形で描いたというのもすごいですが、それにまつわるエピソードは、人間の醜悪さを壮絶に描いており、いろんな意味で深夜放映でなければ無理だったのでは?と思いました。
美しさと醜さが、絵と物語の両方で対に描かれており、息をのむ展開になっています。
部屋に閉じ込められた人々の恐怖と困惑、その部屋に張り巡らされた札の変化は、もう一見の価値あり、絶対に見るべしとしか言えません。
そしてラストシーンの最後の最後まで、徹底的に作られたその世界は、見る人を感動させること必須です。
DVDを買って、ずっと手元においておきたいと思う作品でした。
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