読んでいて非常に分かりやすい。 ロッドブランクのラッピング、革のロッド・リールケース、銘木フライケース、ランディングネットやバンブーロッドなどなどの製作工程が紹介されています。
手先が人並みに器用で、木工などの経験が少しでもあれば、写真による各工程の解説で、順を追っていけば「まあ作れるでしょう」という感じ。かなり丁寧な解説ですが、工作や木工などの知識が全くない人には、もう少し細かい解説が必要かも。とはいうものの、これ以上の情報が必要な場合は、本ではなくて、詳しい人に聞いたり、実際の作業状況を見たりしないと無理でしょう。
結局、本に頼るなら、自分的にはこれで必要です。
新装版とありますが、カバーが変わっただけで、中身は2000年の初版のままでした。
なので、扉ページの写真は"日産ディーゼル"ビッグサムCW-T、エンジンは今はなきV型がメイン、
安全装置もABSやASR、リターダー程度、リフトアクスルについては全く記載がありません。
この10年でトレーラを取り巻く技術や環境は大きく変わってしまったので、
最近の事情も加筆して欲しかったです。
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