時代を適格にとらえた音楽活動。
もちろん3時間では表現できないが、その集大成として重要な映像。
ジャンルなんて関係ない、すべての音楽を愛する者なら体験すべき作品。
これこそ、レジェンド!
幸宏さんの幸せ3部作の延長上にあるような作品です。それだけに慶一さんのロックな音は、あまり聴かれませんが、とても幸せな気持ちになります。それは、お二人の関係が良いからだとも思います。ライブも楽しみです。
日常と非日常が交錯した世界を、塀の上という設定で表現しているのが面白いです。 登場人物達はとてつもなくピュアであるため、塀の外では生きていけないのですね、きっと。だから塀の上を冒険する。 現実世界を間接的にしか見ることができないでいる彼ら。それはおそらく弱者というレッテルを背負った大勢の人間が共感できることではないでしょうか。 ただラストはちょっと悲しいですね。彼らは成長することを拒み、現実から逃避することを肯定しているかのようです。監督はそれほどまでに生きづらい現実世界を表現したかったのでしょうか。
僕は根っからの車好きです。イニシャルDも原作やアニメ、実写劇場版も観ました。イニDの実写版にははっきり言ってがっかりさせられました。原作ファンからすればですが・・・。
さて、この映画ですが売りはなんといっても出演者達が豪華であることでしょう。中村さんや北乃さん、大友さんそして、現役レーサーの脇阪選手。特に脇阪選手の出演は車好きにとっては、一番うれしいことかもしれません・・。ところが、この作品には一つだけおしい所があります。それは走行シーンです。実際の走行シーンとVFXの組み合わせというのは悪くはないのですがどうもしっくりきません。せっかくプロのレーサーを起用したんだから実際の走行を存分に使ってVFXはちょっとした補助的なものにしたほうがよかったと思うのです。まあ迫力を出すには仕方のないことなんですが、プロのレーサーがいるのにもったいない・・・・。なので、星ひとつ減点です。
3部作といいながらも、前2昨とは明らかに作風も異なるし、一貫した思想も感じられないのであるが、 確かにこれは傑作である。誰もが到達したことがない世界が待っている。 懐かしむ、という意味での“回顧”ではもちろんない。過去を振り返るという体裁をとっているものの、 鈴木慶一の世界がより、深化したことを如実に窺わせる。ボニージャックスなどのボーカルは確かに 過去というモノを再認識させる効用はあるのだが、このアルバムの最大の特色は、こういった“過去”を寸借し、 とてつもない未来を語り尽くしていることである。鈴木慶一、恐るべし。このアルバムに追いつける人と。そうでない人と。 色分けされるだろう。でも再度言う。これは見たことのない傑作だ。鈴木慶一はつねに、未来を見据えている。
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