AV監督が書くAV撮影の裏話を集めた本
村西といえば、「駅弁」ぐらいしか知らなかったのですが いろいろやっちゃってるんですね。
本の構成は、とってもシンプルで、6ページ〜10ページで 印象に残った撮影シーンを30話ぐらい集めたものです。 とりあえず章立てはあり 最初に撮影現場とはということで、無人島と思ったら 米軍の軍事演習場だったとかいう話がちりばめられています。 AV現場には女性がもちろんつきものなので、色々な女性に ついて記載してあります。 知らなかったのですが、海外でもAV撮ってたのですね4つしか ありませんが海外編 AVの分野に素人ものがありますが、色々な素人物 最後にほんとかどうかわからないのですがAV業界裏事情があります。
AVの黄金時代の人の一人ですよね村西さんといえば、 3000本もの作品を作り続けてきたということは、年300本でも 十年の日々がかかることになります。ある意味すごい人の 本として軽く読める内容です。
例によって村西監督と女の子が2人きりでホテルの一室に籠もって「大人のセックス」を繰り広げる。出演する子は5人で、最初にカバー写真の女の子が出てくるが写真通り可愛い。最後に日活ロマンポルノに出演していた朝吹ケイトさんがお相手して大人の女性のよがりを見せる。このシリーズでは平均レベルの出来。
元々ブログの愛読者で毎週楽しみにネットで読んでましたが、
こうやって単行本としてまとまった形になって読むと、
更に、村西氏の言葉がじっくりと伝わってくるようです。
(2009年1月〜11月の日記からの厳選)
物騒すぎる芸能界の裏話や社会情勢の話題から、
エロスをたっぷり含んだ村西氏の豊富な体験談など、
400ページ読み応えギッシリです。
また、普段の生活や性活で忘れがちな「言葉」の重要性など
説いてくれています。
村西氏のお父様のお言葉である
「人生は喜ばせごっこだ」。
単純であり、実はとても深くて重要な、
このナイスな言葉がしばらく頭から離れられそうにありません。
もちろん体験人数ではない。
心象風景とか、やって来たこととか…。
余談で恐縮ながら筆者(私)は著者(太賀麻郎)より四歳若いんで大丈夫…とか思ってたら甘かった。
私も薄すぎるんだが、当時、アダルティー業界と無縁ではなかった事を今思い出した。
というのも…当時、古本屋修行をコック修行の合間にしていて、オイラの古本のF師匠が地元の古本業界の当時のリーダー的存在で、その時に仕入れて来た下火になったビニール本(ギャラでもあった)に値段を付けてたら、大阪のビニ本の相場がオイラの付けた相場になって苦笑ってしまった事を思い出した。
話はそれたが、かなり共感出来た部分があった。
私も現役のコック当時、親の七光に苦しんだ時期があり、著者も
『父親が見せたり与えられた世界を自分の考えで考えて、開拓して行った』
という感じがして、生い立ちや立場や土俵は違うものの共鳴する部分が余りにも多かった。
著者は結果そうなっただけで、身体を合わせた数の多い少ないではない。
一度セックスしただけで、大半の男女は理解出来るか?。
答えはイエスでもあるしノーでもある。
逆に何度も長い間愛し合って来た恋人や夫婦同士にも同じ事が言えるだろう。
AV業界といいながら、一般に当てはめる事も可能なエピソードの数々。
誰かをわかろうなんて思ってはいけない。
だって、なにがあってもその憧れの人にはなれないけれど、その人から与えられた事を自分なりに吸収して解釈すればいいだけ…。
私にとっての太賀麻郎は、それまでは『テクニック導師』だった。
だが、この本を読んで、よりひとりの身近な人間だと感じる新鮮さや発見があって、読後感は想像以上に爽やかに思えた。
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