著者の桂歌若さんは創作落語がメインの噺家さんだそうですが、小説という表現方法にはあまり馴れていないようで、どんどんページをめくらせていく面白さというものはありません。アニメを観ていて、「唯のアニメ以前のエピソードを覗いてみたいな。」程度の気軽さで読めばよろしいかと思います。
さすが落語芸術協会が監修してるだけあります。
1話冒頭の「目黒の秋刀魚」ですが、往年の桂師匠を髣髴とさせる迫力をひしひしと感じました。
そして、視聴者の予想をうらぎる妖魔との突然のバトル。手に汗を握ってしまいました。
私は原作からこの作品を愛好しています。原作の再現度も去ることながら
圧倒的な作画にはアニメというメディアの底力を感じました。
●首が見えればもっとよかったです。
Little Nonの意気込みを感じる構成、クオリティのCDです。
深夜アニメ主題歌のCDというイメージとはかなり違った本格志向(だけどまだこれからのバンド)という印象です。
<サクラサク>夢・目標に向かって努力する、そんな人への応援歌という感じの曲です。
ちょっと重めのボーカルがくどくならない曲作りは自作曲ならではの良さかと思います。
1曲目の「サクラサク」が早めのテンポの活発な曲なのに対して2曲目の「少女椿」はスローテンポで聞かせるタイプの曲、
3曲目の「百合色」はその中間といった感じ。
2、3曲目はかなりの熱唱。
表情を楽しむ余裕のある人にはそれなりに聞き応えがあるでしょう。
しかしあまり聞き栄えのする曲ではないし過多な表現に走ったりもしていないので大半の人にとっては退屈なつまらない曲としか映らないような気がします。
伴奏はきちんとしたバンド演奏のようでアニメ主題歌にありがちな粗悪な打ち込み電子音とはレベルが違ってます。
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