ロックンロールシンガー浜田省吾の名曲にして時代を経て大ヒットした名作である、TVドラマに起用された、本作品のアレンジも趣きがあっていいが、個人的にはアルバム「愛の世代の前に」に収録されているヴァージョンの方が好きである、よりポップなサウンドが楽曲の素晴らしさを惹きだしていると思う、いずれにしても一つの楽曲でありながら二つのアレンジで楽しく聴けるロックンロールシンガー浜田省吾の名を世間に知らしめた大ヒット作品です
数あるオムニバスアルバムの中でも、この選曲が一押しです。
浜田省吾が語る実質的デビュー作HOME BOUNDでロックサウンドを確立して早くもスタッフは武道館ライブを企画した。無謀だと言われていた。前列くらいしか客は入らないんじゃないのとも言われた。スピーカーやモニターも最小限でいいだろうなど…
しかし決定したものは、もうやるしかない。その勢いで、このアルバムの曲は二週間で作ったと後に浜田省吾は語っていた。
そして心配された武道館のチケットは即日、完売。その日へ向け気合いの入ったライブは続く。 そして初の武道館公演は大成功。そしてライブアルバムON THE ROADをリリース。その後、長く続く浜田省吾のライブツアーはON THE ROADと名付けられ、それは現在も続けられている。 当時のバックバンドはThe FUSE。
武道館で演奏された、このアルバムからの楽曲は愛の世代の前に、愛という名のもとに、陽のあたる場所、土曜の夜と日曜の朝、独立記念日、ラストショーが披露された(ライブ盤には全部は収録されていない)。
テレビやタイアップの依頼は一切、拒否して地道なライブ活動と、たまにラジオに出演するくらいでアルバムも口コミで徐々に売れていく。小さなホールから大ホールへと成長を続けヒットシングル(90年代に入りドラマとのタイアップでニューアレンジ、新録音された悲しみは雪のようにがオリコン一位を記録するが)のない大物アーティストとなっていくのである。
★ SHOGO HAMADA ON THE ROAD 1982 ★
最近、テレビでの再放送を見終えたばかり。 特に最終回はどのシーンも印象に残ります。 純愛ブームの今年、今見ると、とても新鮮かも。 鈴木保奈美さんの美しさもあり、改めて、感動の作品
1992年の1月から3月にかけて、フジで放映されたドラマのノベライズ。(随分と出版までに日数がかかってますね) 大学のボート部で「仲間」だった男4人女3人は、OBの葬儀をきっかけとして、3年ぶりの再会を果たす。集まれば自然とバカ騒ぎになった当時と違い、3年の歳月は「仲間」たちの間の空気を微妙に変化させた。そんな中で繰り広げられる物語。 この話は、約半分が恋愛に関するエピソードなので、「恋愛ドラマ」と分類できると思うが、野島伸司以外の脚本家が恋愛ドラマを作った時に生じてしまう単調さ(ノベライズされるといっそう顕著に出る)が、彼のドラマには一切ない。その理由は、この本が野島のノベライズ4冊目になる田村章が自著で言っていることから理解できる。「彼は、複数のストーリーを並行して進行させる」と。だから、一本筋にならず、単調さになることがない。飽きもこないわけだ。この本も、7人それぞれについて、ストーリーを進行させている。 もちろん、話自体も面白い。バブル崩壊後のやるせなさや、学歴社会に対する批判めいたものも感じた。
|