子供時代にプラモデルで陸軍の一式戦闘機「隼」や、海軍の局地戦闘機乙戦「雷電」やこの零式艦上戦闘機52型(甲乙丙のどれかは忘れたが)を作ったファンにはとても嬉しい1冊だ。日本の戦闘機事始めから、零戦の誕生秘話、初陣日中戦争、無敵太平洋戦線、暗号丸裸、不時着零戦の米軍解体検査、ガ島作戦に「い」号作戦、ライバル米軍戦闘機、神風特別攻撃隊、日本大空襲、遅すぎた後継機等、文句のない内容だ。2頁見開きで簡潔な文章と多くの写真や図で108項目ある。航空機専門家や戦闘機オタクでない一般の零戦ファンなら十二分に楽しませてくれる書である。ライト兄弟の初飛行が明治36(1903)年、日露勝利の頃から海軍軍令部の山本英輔少佐(後に大将)が興味を持ち、明治42年にレポートを提出。これが日本の軍用機の出発点だ。当初は陸軍が仏製、海軍が英国製に依存したが、国産機への情熱は松山茂中将(航空本部長)・山本五十六少将(技術部長)・和田操中佐(後に中将、設計者、操縦者)のラインで強力に推進した。三菱重工名古屋航空機製作所が開発、12試艦戦の試作第1号が各務原飛行場で昭和14(1939)年だ。翌年に零式艦上戦闘機11型が採用となった。昭和17(1942)年6月にアクタン島に不時着した零戦は米軍に徹底的に調査された。パワー不足、防衛に弱い、高速では舵が利きにくい、高速横転出来ない等々、零戦神話が崩れ、弱点が露わになった。燃料タンク被弾で火災、操縦士が撃たれれば墜落、そして熟練操縦士が戦死していった。改造に注力はしたが、次期主力戦闘機の開発余力はなくなっていった。とにかく零戦の悲しい一生だ。ライバルは多い。「米海軍機」はバッファロー、ワイルドキャット、コルセア、ヘルキャット、ベアキャット、「米陸軍機」はライトニング、エアコブラ、ウオーホーク、サンダーボルト、ムスタング等々全て記載あり。
最近この会社に興味があったので読んでみた。
要するにミサイルと戦闘機とミサイル迎撃システム(BMD)で重工が汚い商売をしている、という指摘をしている一冊。しかし、重工の軍事関連売上は全体のせいぜい15%(5000億円)だし、ロッキード、グラマン、ボーイング、レイセオンと比べたら全然たいしたことないでしょう。ロッキードは売り上げの80%以上(3兆5000億円!!)が軍事関係である。15%が会社の利益の80%だっていうんだったら問題だけど。(ちなみにこれはデータが公開されていないので分からない。もしかしたら本当にそうなのかもしれないが、そしたらそっちをすっぱ抜いてくれた方が読者としては断然おもしろく読める。)
軍需産業のあり方というのはいろいろ問題視されるけど、これは企業側ではなく政治の側にむしろ問題があると思う。企業は自社の利益を追求して新しいシステムを売り込むのは当然である。「国家とともにある」なんていう三菱重工も気持ち悪いが、企業となれあって国益を考えない政治が悪い。重工ももちろん不透明なプロモーションをしているのだとは思う。ただ、贈賄も問題だが、収賄の方が罪は重い。
ということで、ややピント外れだと感じたが、日本にもこういう産業があるんだということが分かる一冊。
部屋にAV機器が多いので超音波式が使えないためデザインが良いスチーム式加湿器を探していたところ本製品を見つけました。
漆のような落ち着いた黒に大きな液晶画面。
大きさもそれほどではないので置き場所に困る事はないと思います。
性能的にも自動にしておけば全く問題なく10帖の部屋でも結構潤います。
マイナス点は音が若干うるさいのと蒸気が目に見えるほど出ていないこと。
これはスチーム式なので仕方が無いことですが。
このデザインでこの価格でしたら非常にお買い得ではないかと。
見た目とブランドで衝動買いした。毎年、結露がひどいので、毎年、新機種にチャレンジしている。今年は気化式にするつもりだったが、三菱重工の加湿器?とビーバーエアコン好きとしては、見逃せないと購入。 蒸気量、湿度ともに良くコントロールされていると感じた。 エアコン入れるとみるみる湿度がさがり、ぐんぐん加湿するが、いい感じで蒸気が落ち着く。 まだ、暖房全開ではないので、実力発揮はこれからだが、今のところは満足。 ★マイナスはデザイン重視の割に、ど真ん中に意味不明な英語が書かれてること。かなり醜悪。正直、この点だけ迷ったが、まあ、そこが重工らしいと諦めたけど。あとは、真冬の活躍に期待!
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