3・11の後、テレビで執拗に流された様々な悲惨な映像、炎に沈む気仙沼市、警報に続く津波、福島原発の水蒸気爆発、これらにデジャヴュを感じたSF魂の持ち主は少なくないはず。『ゴジラ』『火の鳥・未来編』、そして、『日本沈没』『復活の日』。僕等は最悪なシチュエーションを既に知っている。もしかしたら、それを乗り越える希望の原理も既に知っているかもしれない。小松左京、日本SFを愛する人すべてに。
友人からこの本を薦められたとき、全盲ろうの方が書かれた本ということで、
身構えてしまったのですが、読み始めて筆者の明るい人柄やユーモラスな経験など、
楽しみながら読むことができました。
自分は、長らくうつに悩まされていて、ネガティブに物事を捉えることが多いのですが、
全盲ろうの障害にもめげず、ポジティブに生きている筆者に非常に勇気付けられました。
音も光もない孤独と絶望は、私には計り知れないものですが、
ユーモアさ、周りを幸せにする明るさを兼ね添えた福島智さんを文章から感じとり、
彼の人間性の素晴らしさやそれを支えている周囲の人達の温かさを感じました。
また、日ごろ無意識に行っているコミュニケーションの重要性を認識することができました。
なにげない会話でも大切にしようという気持ちになりました。
“本当に献身するものを宇宙は助ける”これは本の帯についている黒柳徹子さんの言葉です。
本当に献身するもの=著者の福島智さん。まさにその通りだと思います。
aFAXのLANモデルPDF版を購入いたしました。
FAX転送に32800円は悩みました。FAX転送をサービスするサイトは他にありましたが、毎月の費用がかかるほかにWEBでは、いつ転送サービスが廃止になるか分からないので仕事のFAXは依頼できませんでした。メールがメインの時代ですが、まだFAXでの重要な依頼が沢山あります。携帯電話にリアルタイムに転送できるaFAXのPDF版はすぐにFAX注文の依頼主へ連絡がとれ、作業効率が1日早くなりました。現在は競合会社との時間の差で、いくつかの依頼主からは全て自社に代わり、aFAX代はとても安いものとなりました。
小野寺も、玲子も、田所博士も、筋を通して、真剣に生き、自己よりも他者を慮る人物だ。その人物像が、まことにすがすがしい。30年前に読みふけった時も、そして、今も、そのすがすがしさは変わらない。危機を救える人材は、そして、新しい価値観を築ける人材は、そうした人物なのだろうという、そういう主題を一環して感ずる。
身を賭して日本国民を救う小野寺の行動を描ききる映画作品と、主題は大きく異なるが、それぞれ、存分に楽しめる。
子供の頃にTVでこの映画を観た時は特撮がいまいちで展開が硬いという印象が強かった。
今回再見したところ、特撮技術は今から考えると到底比べることが出来ないものの、その技術の低さを俳優陣のリアルな演技と巧妙な設定で日本沈没という考えられない事象に対する緊張感と恐怖感を十分表現していた。
映画始まってすぐの日本海溝の潜水艇わだつみでの探索シーンは特撮よりも船内という閉鎖された空間での3人の俳優の演技で緊迫感が十分伝わり、映画としての導入部分としては最高の出来だった。また、関東大地震の映像はビルの窓ガラスが割れ逃げ惑う人々に突き刺さるシーンや狭い住宅街の路地で火災にみまわれ焼死するシーンなどはスタジオのセット収録ではあるもののかなりリアルな映像で、リメイク版よりはるかに災害の恐怖を表現できていたように思う。
日本が沈没すると訴える田所博士(小林桂樹)の主張(演技)も迫力があり、日本沈没により国がなくなることの意味になやむ首相や国民に真実を明かすまでの政府側の策略や展開には緊張感と真実味がある。後半は日本沈没にむけて地震や火山の噴火のシーンがあいつぎ少々だれてしまうのは残念だが、小野寺(藤岡弘)と礼子(いしだあゆみ)が伊豆沖の地震で再会できなくなり、互いの行方がわからなくなってからの小野寺が救出に全身全霊を注ぎ込む展開はリメイク版では見られない迫力を感じた。
再見するとそのリアルな映像とストーリー展開に魅力を感じる作品で、4ヶ月で作られたということを考えると様々な苦労のうえに出来上がったことが良くわかる作品だ。
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