ロンハーDVD3枚まとめて購入しました!私の中のイチオシがこのロンドンハーツ3です☆毎日毎日見ても飽きません!!!爆笑の日々です!やっぱり狩野英孝は裏切りませんね☆本当に面白いです!
ただ一人の男を想い、そして長い年月を超え男と結ばれ、尽くし続けた茜の一途な想いに胸を熱くさせられます。
あとなんといっても注目すべきところは文楽のシーンの描写の絶妙さでしょう。私は文楽についての知識は皆無ですが、引き込まれるような文体で緊張感が伝わってくるようでした。特に三味線の件はまさに文の名人芸。
一昔前の小説なこともあり、今の時代からみてどうもそぐわない、差別的ともとられかねないような表現も多少ありますが、それもその時代の美しさ、厳しさなどを匂わせてくれます。
芸の道に生きる男と、それを支えそして人として妻として成長していく茜の人情劇。おすすめです
菊川怜が演じる阿国が儚くも美しい。 ドラマスペシャルのため、見どころが凝縮されており、涙なしには語れないシーンもあります。是非一度観ていただきたい一作です。
1972年の段階で老人性痴呆という医学を超えた社会問題に着目した原作者有吉佐和子の慧眼には驚嘆敬服のほかはない。
恐らくはそれ以前にも随所で発症していた障碍がこれで一挙に市民権を得た功績は大であるが、かといってその治療が大きく前進したり、家族などの介護者が楽になったという話はてんで聞かない。むしろますますその被害波及の度は増大しているように実感される。
さてこの映画では、認知症の老人が激しく物忘れをしたり、脱走・徘徊したり、入浴中に溺死しそうになったり、糞便を塗りたくったり、かなりショッキングな光景が繰り広げられるが、最終的には嫁の超人的な奮闘努力のお陰で、症者がなんとかかんとかそれなりに仕合わせな生涯を全うするという結末は、しかしいま今振り返ると、現実の酷薄さと悲惨さを直視しない曖昧模糊とした不透明さがあり、原作者の余りにも文学的&情緒的な視点が物足らない。
全ての症者が次第に理性と悟性を喪失して無垢の幼時へと退行したり、甲斐甲斐しく介護してくれる嫁を恋人や母親のように疑似童話風に思いなしたりすることはない。またあれほど迷惑を蒙った嫁が、死んだ老人を懐かしく回顧して落涙するラストも、かくあれかしと誰もが望むのは勝手だが、余りにもご都合主義だし浪漫的であり過ぎる。現実はあんな甘いものではないのである。
しかし小説や映画はあくまで現実とは異なる異次元の世界なので、本作が時代的な制約もある中で、ある種の予定調和的なエンディングに着地したのはやむを得ない仕儀とは言え、それなら、雨の降りしきる中で老人が見惚れる垣根の白い花が見え透いた造花であるのは少なからず観客の感興を殺いでいる。森繁久弥と高峰秀子の熱演は賞賛に値するが、豊田監督のぬるい演出には疑問符が付くのである。
前2作に比べると弱い。面白いけど弱い。裏をかきすぎて弱い。残念。確かにこの内容じゃ、迷いますね。訴えるの。
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