前作「POINT」の延長線上にある作品だと思います。でも今作では数曲(M5とM9以降)を除いてほとんどメロディも容赦なく解体され、断片のみで再構築されているかのようです。音の素材自体はもちろん「ファンタズマ」より、そして「POINT」よりもシンプルかつ淡白なものです。そのサウンドコラージュの精緻さが半端ではありません。発表までに前作から5年もかかっただけのことはあります。気の遠くなる、根気のいる作業だったに違いありません。ただ、単に制作に5年かかったのではないと思います。構想にも相当時間を費やしたに違いありません。そういった意味でこの作品は小山田音楽の臨界点に近い位置にあるのではないでしょうか?今後、音楽性を変えないのなら、これを超える作品を小山田圭吾は作れるか?
音と映像がずれてしまっているところがあります。
せっかくのお祭りの記録がこんなんだととても残念です。
HAS / YMO DVD ~ HASYMO
でもそういうところがあるようなので、
エイベックスはホント残念です。
2007年3月17日、The cornelius group の広島クラブクアトロ公演行ってきました。
前回の公演同様、1曲1曲映像作品が映し出され、音楽のクールさと合わせて、視覚的にも、サウンド的にも絶妙なコンピレーション!とにかく最高でした。
特にドラムのアラキユウコ(Mi_gu)さんが最高!多彩なドラミングで楽しませてくれました。
で、このアルバムからも5、Count five or six.7、Star fruits surf riderをプレイしていましたが、とくにStar,,,がとってもよかった。
叙情的な詞と独特のサウンドブレークが重なり合い、客席を強烈に照らすスポットライトとともに、夢見心地に引きずり込んでくれました。
確かに、アルバム”Sensuous”は、グローバルミュージックという領域では間違いなくピカイチです。
しかし、古い私のようなおじさんファンが思うに、この”Fantasma”はPOPと先鋭が絶妙なバランスで構成された名盤なのではないでしょうか。
めちゃクールな1、Mic checkではじまり、深遠な11、God only knowsまでの流れは、まさに日本のポップミュージックの到達点、といっても過言ではないでしょう。
まだ、詞に「歌心」があり、サウンドを歌として意味づけ、トータルなコンプセプトアルバムとして仕上げられています。まさに至宝!匠の技です。
コンサートが終わり、家に帰ってこのアルバムをひっぱりだしてきて、聞いたしだいでありまする。
NHK-BSで放送されたライブが待望のDVD化!放送分でカットされた曲も入ってライブに行った人も行けなかった人も十分楽しめる内容ではないでしょうか。 欲を言えばYMOメドレーも入れて欲しかったですが、それが無いにしても買いでしょう。
タイトルのFUZZに限らず、コンプやワウ・ディレイなどの開発者達のインタビューと、ダイナソーJrやジョンスペンサーなど、GEEkなアーティストのインタビューで構成。
楽器好きにはたまらない内容。
しかし、感動等はないので「マニアックなドキュメンタリー」として消化してください。
メーカーの立場から「ネット上の掲示板論争」や「イーベイでのプレミア取引」への言及など、ロックミュージックだけには括れない話題が注目です。
そしてエレハモの比率が高いのでファンは必見。
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