スペシャルドラマ【疑惑】から生まれた、 人間味あふれる魅力そのままに、 連続ドラマとなって帰ってきてくれた佐原弁護士、 女もあこがれる“男前”の義妹・純子さん、 そして、新しく加わった個性的な仲間たち・・・ 特に、佐原弁護士と岡部さんとの友情と、 最終章のお二人、田村さんと橋爪さんは圧巻でした。 いいドラマ、いい役者さんには、 セリフ以上のものがあるんだなとつくづく思いました。
ただ、私としては1話完結の3回・6回は物足りなさも感じたりしましたし、 4回・5回と最終章は、3話ずつでじっくり観たかったと残念にも思いました。 これからも、スペシャルでいいので、 佐原弁護士と義妹・純子さん、個性的な仲間たち、岡部さんに逢いたいです。 スペシャルで見応えのあるドラマでゆっくり続けてほしいドラマです。
この作品の伴一彦さんは大変優れた脚本を書いてる人である。私が何時も面白いと思った作品の脚本家は大抵この人だと言ってもイイ。この人が書いたものは大抵面白い。しかも「コミカルなものからシリアスなものまで面白い」のであるから大したものだと思う。コミカルなものとしては他に「子供が寝たあとで」や、シリアスなものは「ストレートニュース」「サイコドクター」などがある。
80年台のに本には優れたテレビドラマが多数存在しているが、この「パパは・・・」はその中でも最も優れた作品の中の一つだ。田村正和の三枚目役は超が付くハマリ役。それに浅野温子演じる米崎美幸は彼女の演技人生の中で最もハマリ役なのではないだろうか。妙に違和感無く、やたら自然に映るのである。これに出ている彼女を見ていると何だか心和むのである。三人の娘達に加えて四人目の娘みたいで。
オンエア時から,ボックスで欲しいと 思っていたので,この商品化は本当に うれしかったです。 過去から現在へとつながる女性の生き方の 変遷がよく描かれており,心に残る作品だと 思います。 私が最も好きなのは,第一話です。昔の女性の 人生とか苦悩とかが,現代からは想像も つかないようなものだったことが,理解できる 秀作と言えるかと思います。
この作品を見たとき、とても感動して涙が出ました。 まだジャニーズJr.だった頃の滝沢くんが、微妙な年頃の男の子の心境を見事に表現していたと思います。 同じくジャニーズJr.の浜田一男くんとのやりとりや松本恵(莉緒)さんとのシーンでも、自然な雰囲気が出ていて、まさに青春時代を思い起こさせるものでした。 恋愛と友情の難しさ、男同士の友情の深さ、とても人間味あふれる作品でした。
ストーリーは現実に起きた問題(メガバンク崩壊、ベンチャーへの闇社会からの融資、等)に沿っていてかなりリアルだし、前半と後半でガラッと展開が違うし、良くできているドラマだと思う。何より、「監査法人」という一般的には理解不能な職業に目をつけたのは素晴らしい。
キャスト的には、前理事長を演じた橋爪功と、新理事長を演じた豊原功補が、特にハマっていた。厳格監査という理想に燃えていた新理事長が、新理事長になった途端、会社の存続という会社本来の目的と違う視点が入り、前理事長のように変わっていくのは、会社が本来の目的を失う恐ろしさをよく描いていると思う。
細かいことを言えば、「ロンゲの監査法人代表社員とか、ありえねー(主役の塚本高史は、正直ミスキャスト)」という感じだし、松下奈緒演じる茜は「上司にこんな話し方する社員、懲罰物だ!」と思うし、主人公のプライベートの話は突っ込みが浅く、必要なかった気もする。また、流行のアメリカのドラマと比べては明らかにテンポは遅いので、アメリカドラマを見慣れている人はイライラするかもしれない。
それでも、十分に見る価値のあるドラマ。NHKがこういう内容の、こういうレベルのドラマを作るようになったのか、と感心した。
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