内容はとても素晴らしかったです。
同じく中野さんの作品「スピリチュアル美人」の中の「セルフイメージを高める」部分をより深めた内容でした。
スピリチュアル美人―happy and lovely rules
私はそこに興味があったので、ぴったりな本でした。
ただ、残念なのはイラストがいまひとつだったこと。
表紙はやや可愛らしいのですが、本文イラストが貧相で「プリンセス」という雰囲気がありませんでした。
オシャレで現代的なイラストなのかもしれませんが、少なくともこの本の内容には全く合っていません。
もっと「プリンセス」と云う言葉にふさわしい装丁やイラストにしていただけたら、より一層気分が出たと思いますし、何度も開きたいと感じたと思います。
ルネ・クレマンの60年作品「太陽がいっぱい」と酷似した邦題だが、
まったく関係はない。
共通点は
フランス映画であることと、アラン・ドロンとモーリス・ロネが出演することのみ。
もちろん監督、音楽、その他も全く違う。
邦題は似ているが原題はまったく違う。
「太陽がいっぱい」の原題は「Plein soleil」でほぼ直訳だが、
本作は「La Piscine」(スイミングプール)。
何で「太陽」
になったのかはストーリーの流れが「太陽がいっぱい」に何となく似ていること。
ヒット映画の後を狙ったということだろう。
アランドロンの美しさが見物であり、
ミシェル・ルグランの音楽が美しい。
まあサスペンス劇場のようなストーリーであるので、ふつうに
作品としても楽しめる。
往年の作品がHD版となり美しい画像で復活することは素直に嬉しい。
『太陽がいっぱい』の冒頭、主人公トム・リプリーはコン・マン(詐欺師)として登場する。米国国税庁職員ジョージ・マッカルピンになりすまし、税金をきちんと納めていない(とトムがあたりをつけた)人々へ督促し、不足分の小切手をまんまと回収しているのだ。 犯罪に手を染めながら、他方でトムは、25歳にもなって自分は何をしているのか、という真っ当なあせりを持っている。そんな彼に、ディッキー・グリーンリーフの父親ハーバートが、イタリアにいる息子をニューヨークへ連れ戻してほしいと依頼する。おたずね者で、すぐにでもニューヨークとおさらばしたかったトムは、彼の依頼を引き受けることにした。 向かった先はディッキーのいるイタリアのモンジベロだが、トムの頭の中では行き先は「ヨーロッパ」だ。そこが再出発の舞台だ。船上で、トムは就職について想いをめぐらす。ハーバート・グリーンリーフの金を使い果たしても、米国へもどることはないかもしれないと考える。 事実そうなってしまった。愛憎関係の末にディッキー・グリーンリーフを殺した後、ディッキーになりすまして逃避行の末ヴェニスでは宮殿に住んだ。彼の財産を騙し取ることに成功し、物語は終わる。だから、『太陽がいっぱい』はまんまと世間を欺いたトムのコン・ゲーム小説でもあり、コン・マンからジェントルマンへと変身を遂げたトムの成長物語でもある。 ところで、本書の原題は‘The Talented Mr. Ripley’である。直訳すれば『才人リプリー氏』。どういう意味で才人なのか?
ぼくはなんだってできるんだーボーイだって、子守だって、経理だって できる。・・サインだって真似ることができるし、ヘリの操縦もできる。 ダイスも扱えるし、他人そっくりになりすますことだって、料理だって できる (79ページ)
引用したのは、ディッキーが君は何ができるのかと尋ねたときのトムの答えである。そう、トムはいまでいうマルチタレントのはしりなのだ。「サインだって真似ること」、「他人そっくりになりすますこと」は後のトムの詐欺行為を暗示させるのだが、それらすらトムにとっては(著者にとっても)才能の一部なのだ。 著者はトムの描写を通じて、世の中を渡っていくために人はどうやって才能を発揮するのか、マルチな才能は人に何をもたらすのかを、読者に問いかけているのかも知れない。
「映画を見たなぁ・・・」 この映画を見終わった後の感想はまさにこれです。 スクリーンの中には美男がいて、美女がいて、美しい景色、素晴らしい音楽、そしてはらはらドキドキのストーリーに、「あっ」と驚くラストシーン。 これぞ映画です! 最近はミュージシャンのプロモーションビデオが長くなっただけのような映画が多いですが、この時代のフランス映画は違います。 「映画を見るということは満足するということだ。」 この映画を見た後は、ふとそんなことを思ってしまうのです。 絶対にお勧め!!
プラレールの桃太郎です。EF210の電機機関車一両と貨車一両のセットです。EF210は、細部にわたって、細かい仕上がりで、とてもよくモデル化されています。カッコ良いです。モーターは、高出力モーターになっています。貨車も、一両でうが、長い車両で、2つの台車が、別々に可動し、凝った造りになっています。しかし、何の貨車かよくわかりませんでした。2両のセットですが、とても、高品質だと思いました。
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