当時、アルバムがリリースされて早速買いに行きました。当時はまだレコードの時代であり、そのアルバムが短命だと知らないで、CDが出ていると言うことで、レコードプレーヤーからCDプレーヤーに変わった私は早速レコードを中古レコード屋に売却してCDを買って聴いてみたら愕然。売却した中古レコード屋に取り戻しに行ったらもう無い・・・。何とかレコードは手に入れたものの再生するプレーヤーがない状態で辛い毎日でした。やはり私は初期のオリジナルが大好きです。しかしシステムス・フェイリングのオリジナルがないのがガックリ。(最初にドラムが入らない方が優しい感じで好きでした。)キャプテン・ネモもオリジナルのフェードアウト方式の方が遠い航海に出るイメージが強くて好きでしたし、ロック・マイ・ナイツ・アウェイもアンディ・ナイのキーボードから入るのが好きでした。でも、最初のアルバムを血眼になったあのころが懐かしいです。
今までヒスノイズたっぷりのLP音源を聞いていたのでオリジナルミックスのフルCD化はようやくという気持ちです。 最初CDを買った時の違和感は、すっと消えずにありました。 WhitesnakeのSlide it inもそうでしたが、ようやくオリジナルミックスがCD化されうれしい動きです。 84年のLIVEを見て、実は「ゲイリーやるじゃない」とかなり見直したこともあり(81年と83年のLIVEはかなり辛かった)、このアルバムにも思い入れがあります。 楽曲も粒ぞろいで、特にSystems Failingのポップさはいいですね。この曲などは絶対LIVEではヘロヘロになると思ってましたが、しっかり歌いきっていました。 USミックスしか聞いたことのない方は、ぜひオリジナルミックスも聞いてほしいですね。
やっと日本盤として完全版でのお目見えです。以前のCDではUSミックスを全曲収録し、 大幅にアレンジが違うUKオリジナルミックス(1,3,5,6,7)をボーナス扱いで 収録した形だったので、オリジナルで経験した私にとっては正直消化不良でした。 今回はオリジナルミックスとUSミックスの順で収録し、当時の曲順を再現してあるので、 昔からのファンも納得がいく再発になっていると思います。
当時日本では初めにオリジナル仕様でリリースされ、追ってUSミックスが来日記念盤として、 オリジナルの曲順に変更してリリースされた経緯があり、最初のCD化の際もこの形を 踏襲して発売されていました。レコード会社サイドとしてはUSミックスを押していたようです。 個人的にはマッコリーシェンカーはイマイチだったので、内容的にも充実している (本来の流れのMSGとしての)本作が完全版として蘇ったのは嬉しい限りです。
1983年このアルバムのオリジナルバージョンが発売された(この頃まだ生まれてない人*までとばそう)。この頃同時にエイジアのALFAもリリースされた。この年はマイケルジャクソンのスリラーからカットされた曲がチャートを席捲し、ポリスがシンクロニシティでひとまず頂点に上り詰めた年でもあった。当時を知る人は洋楽ヒットがより大きなポジションを占拠していったあのころを思い出すに違いない。そうヴァンヘイレンが1984を出す前の年だ。*ラジオではロック・マイ・ナイツ・アウェイ、キャプテン・ネモの2曲が紹介されただけで(当時はエアチェックといってラジオの曲を録音して楽しむのが最も手軽な選択肢だった)放送上の取り決めによるものか新アルバムは全曲放送されないのが常だった。2800円という値段は学生には高価すぎ、全曲聴きたければレンタルレコードを録音しなければならなかった。1984年なぜかMSGのニューアルバムとしてこのアルバムが再び紹介された。それが今のリミックスバージョンなのだがロック・マイ・ナイツ・アウェイ、キャプテン・ネモしか知らない私は前年聴いたのはいったい何だったのか気になっていた。1998年頃B0000073MAを購入してアメリカ進出を計画してこのアルバムはリミックスされ、事務所の意向で新メンバーが加入して新たに84年に本邦でリリースされた事情を知った。商業的成功を得るためにリミックスされたと知ると当然オリジナルの音が懐かしいものだ。昨年に別件でアナログ盤再生の環境を復活させたためいまさらながらオリジナルLP入手に奔走するならネットオークションだ。しかしリミックスとオリジナルをどのように見分ければよい?それにオリジナルは高価なのでは?いやしかし私は2枚オリジナルを持っているが落札価格は300円と700円だった。 それではこのレビューの眼目である。 帯にリミックスとか来日記念とか書いてある。それはリミックス。 裏ジャケットにメンバーの名前が印刷されているがそれが5人か6人か、 デレクセントホルムズは一番下でそれがあるかないか。 以上を手がかりに探せばすぐに手に入れられるでしょう。
これは聴くよりもとにかく見た作品です、当時これはビデオで発売されていたんです。それこそ擦りきれるくらい見たしビデオデッキが故障するくらい見たんです…今と違って動くマイケルを見る手段はMTVかこれしかなかったんです。てなわけで1音1音どころかミスタッチまでもが私の体にインプットされているわけです。アメリカ市場を狙っていたマイケル軍は最高のパフォーマンスを披露しています、ケチをつけれる部分もあるんですがまだ若かった彼らや挫折を繰り返しながらもここまでやってきたマイケルの想いを感じ取れる気合いの入った一枚です。マイケルのプレイも当然冴え渡って快調です!
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