山花典之原作のラブコメディのOVA。このDVDの他に深夜放送「ワンダフル」のなかで放映された短編全16話が収められたDVDがあるが、OVAの方では30分弱の物語3本が収められている。このアニメでは原作に表現されているコミカルな部分は再現せず、シリアスで切ない印象を与えるように作られている。 OVAということで当然原作とは多少異なるストーリーになっているが、山花作品ならではの、ほのぼのしつつもちょっと切ない雰囲気はみごとに再現されているので、コミックを読んだ人にもそうでない人にも是非お勧めの作品である。
「夢で逢えたら」は1994年からビジネスジャンプに掲載された恋愛漫画。主人公、内気でこれまでの人生でもてたことのない、フグ野マスオと女子校育ちで男性恐怖症気味のヒロイン潮崎渚の恋愛がメイン。どちらも恋愛に対しては経験がないというか不器用すぎるほど不器用なので読んでいるほうがドキドキハラハラしてしまう、そんな作品。不器用ながらもマスオが様々なことを経験しながら成長していく姿はほほえましい。サブキャラも魅力十分。その本巻、渚とマスオの純愛ラブストーリーがついに完結・・・。
「妹~あかね~」は2000年から週刊ヤングジャンプに掲載された兄妹ライフストーリー漫画。事情により一緒に暮らし始めた義理の兄妹の慎平とあかねが主人公。血が繋がっていない兄妹・・・恋愛感情が芽生え・・・、でも・・・というのがメイン。生活のために一生懸命に働き、妹を思う慎平が感動的な漫画。あかねのスカートはいくらなんでも短すぎるのはご愛嬌か。その本巻、あかねの生みの母・一条恵理子との約束の日が近づいているのを感じて…
他の方も書いてますが、最後が本当に残念な内容となっています。
言うならば、色々すっ飛ばした強引な最後です。おそらくページ数の関係で無理矢理詰め込んだものと思われますが、無理矢理過ぎて感動も糞もないつまらなすぎる最後に。15巻まで引き延ばしてでも丁寧に書いて欲しかった。
まぁでも、最後以外は丁寧に書かれていて良いと思いますよ。最後以外は。
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