ただのアニメサントラと舐めてはいけない。これは新ジャンル、合唱メタルだ。ギターリフとユニゾンで歌われるので、合唱スラッシュメタルか!?23曲目なんかデス声で歌えばWORLD DEMISEの頃のOBITUARYみたいだぞ!!29曲目の冒頭なんかモロOBITUARYだ〔笑〕。変な音楽を聴きたい人は是非。ハマれば星5つ。ダメなら1以下です。
衝撃の一話目〜三話目まで収録。ストーリーもクライマックスに差し掛かっている現在、観直すと脳天気なムードが懐かしくもあり、それが逆に切なくもあります。ブルーレイとしては放送時の残像処理が当然ありませんので、目玉であるイリュージョンのシークエンスも高画質で堪能できます。特典としては監督とゲストの女性キャスト二人によるコメンタリーが面白いです。まあ、雑談という感じなんですが、それがまた楽しいんです。監督の嗜好が色濃く反映されている事や、結構意外な裏話を聞くことも出来ます。特典のサントラはまだおとなしい楽曲が主です。ドラマCDはくだらないですがかなり笑えますのでおすすめ。
映像、パッケージ、ブックレット、何の文句もありません。
ただ!音声が!
サラウンドは結構ですが、音声が5.1chのみという問答無用の一択で、ステレオという選択肢が無く愕然としました。
上質な商品なのでしょうが、テレビで見ていた物をもう一度テレビで見たくて購入した身には厳しいです。
凄く凝ったサウンドリニューアルをされたのでしょうが、普通の環境で見ると、会話が遠くてそれに合わせると音楽が大きかったりでボリューム調整しづらく、スカスカと聞こえない音もいろいろありそうです。
劇場版ならともかく、元がテレビの物は礼儀としてステレオサウンドも入れて欲しかったです。
下巻で解消される事を期待。(しても今更無理とは思いますが)
テレビ東京系アニメ「少女革命ウテナ」のオリジナルサウンドトラック第2弾です。
これはただのサントラとは次元が違います。特にJ.A.シーザー作詞&作曲で
収録された抜群にキレた奇妙にして鮮烈で滑稽、変幻無限のED曲と合唱曲には呆然自失。
(※EDは1曲め、合唱曲は2〜7曲めと25曲めに該当します。)
「合唱曲=コーラス」と聞くと男女混声のやや野太いアダルトボイスを想像してしまいがちですが、
ブックレットによれば、2〜7曲めを歌う杉並児童合唱団は
ミニスカートとルーズソックス姿の女子高校生達!見た目とは裏腹に、
その美しく透き通った若々しい女性コーラスの仕上がりは絶品ものです。
これは新世界へ向けた賛美歌か?はたまた中毒性たっぷりの罠か?陰謀か?
言葉では語りきれない独自性濃厚の作詞作曲のセンスに脱帽です。
人によっては眉をひそめたくなるような奇怪さですが、
一度聴いたら耳に残ること間違いなし。必聴です。
合唱曲以外のサウンドは、日曜の晴れやかな午後を涼やかに彩ったような
軽快さと心地よさに癒されます。学園の上品な雰囲気を丁寧に包んでおり
とても涼やかで清らかな仕上がりが気持ちいいです。就寝前のリスニングに最適でしょう。
・・・でもまぁ、「14.ドナドナ」はホントに真面目にそのまんまですが(苦笑)。
有名なだけあってその名に恥じないできばえでした。全編を通して流れる不可解な謎も恋愛に絡めて少しずつ明らかになっていきます。事細かに背景が解説されるのではありませんが、それが返って読み手側に哲学的な考察を与える余地を残し、読後感を気持ちのよいものにさせるようです。世間では百合的な側面が注目されているようですが、あくまで焦点はウテナの女の子らしい憧れとそれを取り巻く魅力的な男性陣の物語です。
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