光言宗の「読み」を外すため、 あえて「星のめぐりの悪い日」にさっさと「王」を復活させたオオゼイノケガレ。 そこには5人の「教主」と呼ばれる最強レベルの屍たちが現れる。 なんせ、中には伝説に出てくる人物もいますから。 そして語られる「王」の呪いの理由。
オーリは夏休みを利用して山へ修行に。 そこでマキナが初めて「オーリ」の名を呼ぶ。
一方、本山を狙われると読んで待機していた莉花と早季の前には 完璧の不死と呼ばれるリオンが現れる。 座檀を開放して戦うも圧倒的な力の差で倒される二人。 連れ去られた莉花を助けるため一人向かう早季。
明かされる、莉花の過去と、早季が屍姫になった理由。 コレは何度見ても泣けるわ。
恐るべしは莉花の胸。 登場当初はDカップだったのに この巻ではFカップへと成長している(笑)
オオゼイノケガレとの戦いばかりで マキナの「天国まであと95人」のカウントは停止したままなのであった。
タイトルと表紙だけで全てわかっちゃうっつー実にわかりやすいマンガ。そらー見事にパッと見どおりでございます。だからパッと見て「おっ」と思ったなら買い、そうでなきゃパス。 わかりやすいことはいーコトだと思うので好評価の四つ★。個人的にヒロインのルックスが好みってヒイキ目も入っているかな。 タイトルでわかっちゃう通り、表紙のヒロインはアンデッド。アンデッドの美少女が文字通りズタボロになりつつ鉄砲もって戦っちゃうお話。ね?見たまんまでしょ? 絵はまァまァでお話もまァまァ。 止め絵はキレイだけど、動きをカッコよく見せるにはいま一歩。 話はそつがないが、ありがちなものから一歩も出ちゃいない。 この手の話が好きなら手を出しても損はないが、それ以上に感じる人は多くはないとも思う。
カバーめくって驚いたのは 白江さんは登場した頃は「性別が決まってなかった」ということ。 (この8巻の時点では決まっているらしい。ただし性別を明言していない) あれ?でも学校に侵入したときは男子制服だったような・・・ (かわりに女子制服姿の白江が・・・)
あと、巻末のオマケの漫画で、大僧正がサラっと重大な設定を言っちゃいます(笑)
物語のほうは、どうやら背信僧の目的は「死の国」じゃなくて 別にありそうだ、という部分と なぜ、偉家十聖の「星村」の家が襲われたのか? そこに七星以外の人物がかかわって居ないか 光言宗 最秘奥経典が星村家から消えたのは何故か。
何か含みのある部分をチラつかせつつ オーリが大僧正と面会したり、いろいろと細かい設定が説明されていく。
そして、弦拍が語る、自分と屍姫との過去の話。 これが「中編」で終わってしまう。展開は読めるけど。
回想シーンがかなり多い巻となっております。
そういえば、一応「最強の屍姫」は「神佳」だけど 大僧正には、もっと特殊な屍姫がいるらしい、って。
して欲しいですね〜 新キャラも多数出て来ます。 七星の一人も倒されます。
この世に執念・妄執を抱いて死んだ者が変ずる屍と同じ屍でありながら僧侶との契によって人の側に立つ少女達の戦いを描いた本作も愈々最高の山場を迎えました。旗色が悪くなるばかりの人間と屍姫陣営、最後の頼みのカガセオも力尽き敵の統領の崇徳院は嘗て自分が建てた誓いを実行すべく最悪・最凶の屍へと変貌を遂げる…。私の身の回りの日常すら明日は死の国へと変わってしまっているのではないかと思わせる展開、先の見えない流れだけに尚更ワクワクしている自分が居ます。 崇徳院を抑える役目は誰が?雨月物語の白峰の如く西行法師でもおいでになるのでしょうか。今号では出番の少なかった七星の逆襲は如何に、期待は膨らみます。
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