帯と商品説明の惹句に〈1980年代のバラエティは「革命」だった〉とあるが、これは大袈裟ではないと思う。
評者は著者が世に送り出した番組をリアルタイムで観ていた。同時代を過ごしていたことになるが、そんな自身の経験で言えば「オレたちひょうきん族」は確かに革命的だったし、破壊的だった。それまで観ていた「8時だよ!全員集合」が急につまらなくなってしまった。それは自分だけではなくまわりもみんなそうだった。みな「オレたちひょうきん族」を見出した。中学生の頃だ。
今考えると、そもそも笑いの質が違うので、どちらが優れているという問題ではない、ということが理解できるのだが、中学生にそんなことがわかるはずもなく、「オレたちひょうきん族」のおもしろさはとにかく破壊的だった。
と、いうことで、副題にある〈お笑い「革命」論〉という「論」ばかりでなく、「回顧録」的なものも読めるかな、と期待しながら手に取った。
番組制作の裏話(多いのは「夢で逢えたら」「ひょうきん族」「いいとも」)の部分が回顧録的なものとなっていた。期待通りおもしろく、興味深い考察も多かった。
もっとも印象に残ったのは第二章「お笑い芸人の習性」。
これは80年代にブレイクした芸人たちと現在の芸人たちの違いを、主に制作側の視点から比較した考察だが、非常におもしろく興味深い内容だった。ネタばれになるので書かないが見事な考察だ。何度も何度も頷きながら読んだ。この章だけでも読む価値があるように感じた。
著者は今のバラエティの主流である「ひな壇バラティ」のあり方を憂い、そして主に製作サイドに様々な提言を行なっている。本書のタイトルを考えるとこれが主題になるのだろう。当たり前だとはいえ精神論的が多く、まぁそうだよなといった内容となっている。
この提言で、あれっ?と思ったこともある。
それは、著者が深くかかわった芸人たち、例えば「ダウン・タウン」「明石家さんま」、当時は革命的な番組の一翼を担った彼等も、今は著者が憂いている「ひな壇バラエティ」の司会者なのだが、その提言の中で彼らについて何も触れていないことだ。制作者サイドの視点から避けて通れないことだと思うが・・・。
内容は他の皆さんと全く同意見で、待ってました!うれしい!
なんですが。
なんでスタジオトークが入ってないんだ!ロケ映像流れながらの
トークは入ってるから、流れ的にすごい唐突感というか消化不良な
気分。せっかく出してくれるなら、そこまで入れて欲しいです。
7年前のものだから、今だとなんか問題あってとかあるのかも
ですけど、そこまで入れて上々って言えると思うんですが。
また映像が悪い。今の技術でなんとか出来なかったんでしょうか。
あと、ディスク以外何も入ってないのでDVD的にそっけない作り
です。続編出すなら、その辺りのチラシ入れるとかして盛り上げ
ようとか無いんでしょうか。
まあ出てくれるだけ良いんですけど、もう少しファンサービス
してくれたらなーと思います。以上の点で1つ減って星4つ。
文句多いですが、好きな分もっとっててことで。
前のレビューの方は南原氏に対してご不満だったようですが、今になって考えてみると、ジニーのその後の為、そして日本を離れるハンの為に企画されたユニットだったと思います。今でも大好きな曲です。
2008に続いて購入しました。第三世代絶頂期からのファンです。寂しいことに今年の2人(特にナンチャン)はテレビ番組の数字には恵まれませんでしたがやはりウンナンはトークとコントだと思いました。息もぴったりで2日とも楽しく拝見することが出来ました。今年予定されている2010は本当の意味で久々の2人になるのですね。チケットは取れなかったのでまた来年のDVDを待ちたいと思います。
このシリーズの中ではこれが一番好きです。 言葉が通じなくても、心が通じていれば・・ 私のお気に入りです
|