TVドラマの曲をそのままCDに入れてあります。 聞いてると1つ1つシーンが甦ります。 ファイティングガールファンの方にはおススメの1枚です。 すべて、ボーカルなしのサントラです。
1は、プログラミングされたディジタル・サウンドのバックでストリングスが鳴っている大仰なバラード。 2は、アコースティック・サウンドもフィーチャーされた、落ち着きのあるバラード。当然のごとくバックにストリングスも鳴っているが、やや控え目。 3は、1の別ヴァージョンで、ほとんどスクラッチ・サウンドで埋め尽くされている。 本作も昨今のJ-POPの定型の典型といえるスタイルの作風で、食傷気味になるのだが、楽曲の良さで救われている。 小泉今日子似の落ち着きのあるヴォーカルも、曲調とマッチしており、良い味を出している。 それだけに、ありきたりすぎる音作りが残念に思わせる。
「Fighting Girl」はアップテンポでロックな曲で
デビュー曲「2月のわた雪」とは対極的な曲です。
カラオケで思い切り歌えばストレスも飛びそうな曲ですね。
イベントでは最初の盛り上げの曲としてよく使われます。
「やじるし」は透明感がありテンポのある曲です。
悩みつつも前向きに日々を送る光景が描かれています。
サビの部分は印象的で、数本の番組のエンディングテーマにも
使われていました。
「ありがとう」はスローでどこか夕暮れの感じのする曲です。
"僕" から今はいない "君" への語り掛けの形で
「ありがとう」と言える別れについて描かれています。
深田恭子が新境地を拓いた、これは隠れた傑作です。
育った環境が全く異なり、考え方も異質でおよそ本当の友情が生まれる余地のなさそうな二人が、本音をぶつけ合い、時には本気でど突き合い、徹底的に傷つけ合い、そして足りないところを補い合って、真の友情(理解)にたどり着いていく過程を描いた作品。
劇中には幾つかの対立軸が現れます。学歴、国籍、性別、財力の有無、健常か否か、夢の有無…。 様々な障害にぶつかり、悩み、回り道を繰り返しながらも、それらの対立軸を乗り越えていく姿が清々しい。
正直、まどろっこしいというか、時にイライラするほどに登場人物達はいつまでも同じところに居続ける。
頑固で、素直になれず、新しい価値観を受け入れ切れずになかなか成長できずにいる…。それが逆にリアルで親近感が湧く。
中途半端というか、不完全で、どこかに欠陥(というか屈折)のある人物しか出てこない。ただそれも現実的で好感がもてる。
類型化された人間は一切現れない。神山由美子さんの人物描写(キャラクター設計)の巧さ・見事さに脱帽させられる。
深田恭子もユンソナも、平山あやも坂口憲二も勝村政信も、誰からも違和感を感じない。上手と言うより自然。感情移入がし易い。
夢を見失った時や自信を失って悩んだ時にはこのドラマを見返したいと思う。彼女たちが一緒に苦しんでくれて、また新しい一歩を踏み出す勇気と元気をくれるように思うから。
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