前作アルバムは、ポリスターから出た「TRY AGAIN」ですから、 待ちに待って、待ちすぎたフルアルバムです。
作詞・作曲は、過去の大ヒット曲「きみの朝」を除いて、全て岸田さん自身。 詞に注目すると、発表2000年当時の、歌で表現したいメッセージが興味深い。
70年代後半の内省的なフォーク路線とは、全く違います。 今はあまり重たく考えないで、ストレートに、心のありのままに伝えている内容が多い。 それは、ミュージカルの舞台で鍛錬された経験が、岸田さんに変化をもたらしていると思います。
1曲目の「銀河鉄道Blue Train」なんて、まさにその傾向が強い。 新録音の「きみの朝」も、力強いヴォーカルが当時と全く違います。
「おやすみ」、「SOMETHING WRONG」の2曲は、実は骨太精神の岸田さんらしい詞。
私の一押しは、これも新録音の「21のキャンドルライト(21Centuryヴァージョン)」です。 もはや以前の様な“21才の誕生日をひっそりと祝う歌”ではなく、21世紀の世界が、地球が、人間が 健やかに生きていく、その希望の光を自らの力で見出す、メッセージソングとして、昇華されています。
アルバムのタイトル通り、岸田さんの世界観があますことなく表現された1枚です。
いきなり大好きな「重いつばさ」から始まり
あっという間の全19曲。
日本語の素晴らしさを伝えている。
ロックな音楽じゃないけどさ
Martin D-45を抱えて歌う姿は
まさしく転がり続ける石だよ。
映像・音響ともに必見・必聴の一枚。
21のキャンドルライトが聴きたくてこのCDを購入しました。
きみの朝、蒼い旅、あまりりす・・
何ともいえないせつなさが好きです。久しぶりの智史の歌声はピュアでとても心に響きます。
1976年”蒼い旅”でデビュー。1979年テレビドラマ”愛と喝采と”の挿入曲”君の朝”がヒットでブレイク。
同年”夕暮れのなかで”以後は余りヒットに恵まれずその後は俳優として転身しました。
このCDはシンガーソングライター岸田智史の全盛期が濃縮された貴重なアルバムで甘いルックスと甘い声はそれらのエッセンスを増強させる要素には十分な環境となりました。
繊細で哀愁と安らぎを響かせる歌声は哀愁の意気を感じます。
聴いて切ない気持ちに誘導されるかも知れないけど綺麗なメロディは素敵です。
是非観賞して欲しいアルバムです。
岸田智史(今は改名している)といっても俳優なのか、シンガーソングライターなのか、今ではよくわからなくなってしまった。 かつて山口百恵が「岸田さんの歌声が好き」と言っていたのが懐かしい。 「きみの朝」が聴きたくて買ったけど、「黄昏」も名曲です。 デビュー曲の「蒼い旅」 TVドラマの主題歌にもなった「重いつばさ」など岸田智史を知るにはこれくらいのリストで充分楽しめると思います。 値段から言っても手ごろです。
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