タイトル通りですが、1,2のツインパックを持っているのに、トリロジーBOXも買ってしまいました。 気になる特典映像ディスクですが、1~3それぞれのディスクに収録されている特典映像を、再編集して1本のディスクに収めただけのような気がします。 内容的には特に目新しいものも無かったです。 もし「是が非でも特典ディスクが欲しい!」と言う場合以外は、ツインパックを持っている人がトリロジーBOXを購入するメリットは薄いかも。 ちなみに本編の方は、ホラー映画の様な怖さの1、説教臭い2、ジェットコースターの怖さと爽快感を備えた3--と言うのが感想です。 特に3は映画館では見なかったのですが、恐怖感の中にもテンポのよいストーリー展開があり、それが見終わったときの爽快感につながってると感じました。 「内容を知っているのに何回でも見たくなる」そんな映画です。
一作目のメイキングの中でスピルバーグがこう言っていました『ゴジラじゃない、恐竜を見せたかった。』と。 では何故二作目でT−レックスを怪獣扱いしてしまったのだろう。 ヒトの傲慢を表現したかったのかもしれないけど、島の中の騒動だけで充分だったのでは。船が着くところから、島に帰るまで、ストーリー性もほとんど無く、怪獣扱い以外の何物でもないでしょう。ちなみにこの部分は、原作にはありません。 一作目に感じられた製作スタッフの恐竜への愛情は一転して、“技術的にはCGで何でもできるぞ”という作中人物と何等変わらない傲慢さに思えました。それから、二作目は古生物学者が出てこなくて、何故数学者?と思ったのですが、これは原作を読めば解ります。娘として女の子が出てきますが、ストーリーにほとんど関係の無い存在で、何か意味があったのでしょうか。
せっかくステゴサウルスの登場でワクワクしていたのに、良かったのは狩猟の場面くらいまでで、骨折したT−レックスの幼体を運び込むところから後半は、私には面白いと思えませんでした。
映画版は、まったくおもしろくなかったが、書籍はとてもおもしろい。また、いろんなところで、著者の教養をかいま見れて、知的な書籍で読むに値する。それにしても、クライトンの書籍の映画版は、原作と違って、いつもなぜ退屈なのか?!
本書は前作ジュラシックパークの続編で、恐竜は全滅させられた筈だったが、実はある島で生きていて、その恐竜を調査するために島に乗り込んだというストーリーです。前半は動きがなく退屈しますが、さすがに島に乗り込んでからの、息つく間も与えないストーリー展開は圧巻です。ただ、今度の作品は、あまりにも恐竜との死闘の部分を盛り上げようとする作者の作為があからさまで、その点がかなり不愉快でした。 前作もそうでしたが、どうしてラプトルはあんなにも人間を襲うことに執着するのか、Tレックスは獲物でも敵でもない自動車を、なぜ崖から突き落とそうと懸命に努力するのかがどうしても理解できません。また、前作で恐竜があれほど危険だということが分かっていながら、なぜ毒針ライフル銃数丁だけの軽装備で島に入ったのか、銃が大好きなアメリカ人の行動パターンからは想像もつきません。 ただ一つ確かなのは、そういう設定にしないと恐竜と人間との手に汗握る死闘は起こりえず、小説にはならなかったということです。 そして最後の結末・・・思いもよらない結末に驚いたのは事実ですが、ちょっと都合が良すぎるのではないかと思ったのは私一人ではなかったと思います。作者の細かな配慮が不足した欠点だらけの小説だと思いますが、息詰るサスペンスはそういった欠点も吹き飛ばしてしまうでしょう。むしろ時間をかけて英語で読むよりも日本語で一気に読んでしまった方が楽しめると思います。
1作目
映画に本格的にハマる前にビデオで観たのですが
あまりのリアルさに震える程の衝撃を受けました。
ストーリーやSF的な理論にも驚嘆しました。
「SF映画は作り物」という私の中にあった
悪い先入観を粉々に打ち砕いてくれた衝撃作です。
2作目
前作の衝撃を引きずる形で、劇場の先行上映で観ました。
「登場する恐竜の種類が増えた」など、公開時は話題になりましたが
ストーリー自体に斬新な要素がなく、「恐竜」の存在が
「怪獣」のように描かれていてガッカリ。
また、1作目と2作目の間に「インデペンデンス・デイ」が
公開されたせいもあって、ジェフ・ゴールドブラム演じる役の
キャラクター(芸風)そのものが変わっていて、
全体的に流れとしても不自然な仕上がりです。
3作目
前作が期待外れだったので、劇場では観ませんでした。
ビデオで観て、「これは劇場で観ればよかった!」
と後悔しました(笑)
題材が題材だけに、大作主義的なイメージがありますが
この3作目だけは本編約90分と、コンパクトな仕上がり。
これはこれで、テンポ良く楽しめる快作です。
そういえば前作の後半は、間延びしている感じでした。
それとやっぱ、サム・ニールの存在は大きいかな。
特典ディスク付きとは言え、3本まとめたのなら
もうちょっと定価は安く出来るはず。
メーカー側の価格設定だけは疑問ですね。
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