主人公が基本設定から逸脱することができないせいか、
人物造形が薄っぺらいのが残念。
史実をストーリーに取り込む手腕にそれなりのものはあるが
反日を出すにしてももう少し突っ込んでくれないと
モダン・ホラーな世界観に浸れない気がする。
小説版ですが「獣たちの夜―BLOOD THE LAST VAMPIRE」はこの映画の続きのようなお話です 獣たちの夜―ブラッド ザ ラストバンパイヤ 獣たちの夜―BLOOD THE LAST VAMPIRE (角川ホラー文庫)
BLOOD THE LAST VAMPIREがやるどらで登場。内容は詳しくは分からないがBLOODの世界観をやるどら風にアレンジしてのことなので間違いなくストーリーは納得いくものになると思う。ボイスは別にいらない気がする。その代わりにエフェクトなどを追加してもらいたかった。
寺田克也デザインの個性的なキャラクター。最新の技術で作り込まれた背景と動き。極限までこだわった光と色彩の表現等等、映像ショーとしては一見の価値ありなのですが、尺が短い上に、これといった目立つ展開もなく、全体的に地味な印象。 舞台をベトナム戦争前の日本にする必然性を全く感じないし、「リアル」に徹したせいなのか肝心の戦闘も地味で、吸血鬼の血族である主人公・小夜の強さみたいなものが、今一つ伝わって来ない…(剣術と戦闘術をマスターした普通の少女以上の力を感じない)。どうせなら戦闘だけでも「スプリガン」ライクにして欲しかったです……。 英語と日本語を使い分ける工藤夕貴さんの演技が光っているので、それ一点突破でも観たいという人はどうぞ。
他の方も述べてますが、チョン・ジヒョンさんのファン以外の方は、観ていて楽しめるの?という内容です。 この映画を観るにあたり、原作アニメ、テレビアニメ版を観て、映画館へ行きましたが、原作に合わせているのは中盤まで。 後半は、進行全てが強引に感じてしまいました。
まあ、もちろん原作に忠実に作らなければならない訳もありませんし、「そんなの気にしない」方と、チョン・ジヒョンさんのファンの方は観る価値アリですね。(ちなみに、私は後者です。)
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