このドキュメンタリーの中で一番鮮明な対称を成しているのが、テロリストに対する西ドイツとイスラエルの対応。 この事件当時まだ“特殊部隊”がなかった西ドイツは素人から見ても信じられないような失態の連続を犯す。 一方百戦錬磨のモサドを擁するイスラエルは、終始冷徹に事態に対処する。 最後には西ドイツと裏取引をして(直接の言及はないが、それを匂わす証言有り)生き残った3人のテロリストをリビアに逃がし、モサドを使って次々暗殺する。 一人はモサドの包囲網を掻い潜りアフリカに潜伏し、このドキュメンタリーに出演している。 犠牲者の凄惨な映像がリアルで、事件の凄まじさを物語っている。 しかし何と言っても一番恐ろしいのは、このような事件が傍らで現在進行形で起こっていながら、平気で競技を続けようとするIOCの無神経さというか強欲振りである。 ある意味テロリストより恐ろしい連中だ。
不満がないこともない。 1まず、マイケルのひげが変だ。あれでは、マイケル・マクドナルドではない。 2パティ・ラベルは、今度から呼ばなくてよろしい。 3マイケル、ジェイムスイングラム、デビッド・パックの3人がそろってるのになぜあの曲をやってくれないんだ。 ほかにも「なぜあの曲もあの曲もあの曲も…やってくれないの?」と言いたくもなるが、「自分一人が主役で目立つよりもみんなで楽しく」という、マイケルの人柄そのものが表現されているようで、好感が持てます。
内容のほうは
3本とも約2時間。
2時間の中にあれだけの情報を入れるのは大変だったと思いますが、
映像でカバーしているところが大きいかも。
イギリスの田舎の風景とかお屋敷、マナーハウスなどがビジュアル的に
訴えかけてきてとてもわかりやすかったです。
BBCで製作されたものは原作に忠実なのですが、
キャストに不満を抱えていたので、こちらは割りと満足です。
主演の俳優さんたちがかわいらしくて、良かった。
個人的にはマンスフィールド・パークがお気に入りです。
ラグジュアリー・ビジネスの成功の鍵を探りたくて、BCG本として名前の知られたこの本を手に取りました。
読み物として面白く、豊富な事例がビジネス上の会話のネタになりそうですが、
サブタイトルでもある「4つの感情スペース」のフレームワークについては、少なくとも2010年現在、特に驚くような目新しい内容でもないと感じました。
(2003年当時は目新しかったのかもしれません)
また、事例は、1960-80年代くらいに創業やイノベーションがあり、
出版時点まで成功を収めているニュー・ラグジュアリビジネスについて、
特に創業者/イノベーターの信条や行動に焦点をあてながら説明しており、「へえ〜」と思うこともあり面白いのですが、
「○○が成功したのは、4つの感情スペース(のフレームワーク)を満たしていたからだ」
と、やや短絡的とも受け取れる締めくくりをするため、「本当はもっと色々な要素も作用しているのではないか」と思わされました。
ページ数の制約もあり、仕方のない部分もあるでしょうが。
ワイン好きの私には、「商売上手」というイメージで敬遠していたロバート・モンダヴィが、52歳で家族と喧嘩別れし、
高い理想を持ってカリフォルニアワインの地位向上を成し遂げた人物だったというエピソードが、印象に残りました。
ドゥービーで煮詰まり、ソロとなってマンネリCDを連発していたマイケルが、遂にソロ最高傑作をものにした! バンド時代から、白いイーグルス(カントリー)vs黒いドゥービー(R&B)という感じではあったが、ルーツがタムラモータウンにあったなんて想像もしていなかった。懐かしい歌曲が、装いも新たに、グッとセクシーに蘇って、思わず「セクシー・マクドナルド満喫の傑作だ!」と叫んでしまった。因みに、マドンナが歌ってヒットした「レイン」がモータウン・ソングだったなんて、自らの浅学を恥じることしきりの今日この頃である。
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