ピアノ弾かせて歌歌わせれば多くの人が虜になったノラ・ジョーンズ自身はいろいろやってみたい人のようで、リトル・ウィリーズはもちろん、エル・マドモみたいな脱線してみたりとか、先進性とか何かを背負うとかいう某ロッキン・オン的な前のめりな気負いとは無縁だと個人的には思っています。ヒップホップやテクノ以降の音作り職人、ブライアン・バートンことデインジャー・マウスがプロデュースした今作は、ノラの今までのアルバム以上にプロデューサーの音作りが効いています。それぞれの音の配置から音響の処理を構築している素材のひとつがノラの歌声という今のコンピューターならではの音作り、ってな感じです。ただの素材では終わらないノラ自身の声はやはりいいですね。様々な花の蜜に誘われる蝶のように様々な音に身を委ねるのが彼女だと思えば、聞いている方としては飛び回る蝶の姿を追っていればいい位の心構えで十分な気がします。
妻のお気に入り映画で、いつでも見たいと言うので購入しました。とても喜んでます。
2002年発売されたノラ・ジョーンズのデビュー・アルバム。いきなり、グラミー賞を8部門で独占。この作品が、ブルー・ノートから出されていることを見てもおわかりの通り、ジャズ、それも50年代のジャズをベースにしたムーディーなサウンドで作られたアルバムです。彼女のハスキーな声は、”癒し”ですね。レコード会社のコピーが”大都会のナチュラル・ヴォイス”なのですが、上手く表現していると思います。NY9.11や先の見えない不安な暮らしの中で、皆が求めていた安らぎなのでしょう。彼女の声は、確かに大都会の暗闇をほんのりと照らしてくれる星の輝きのように思えます。いいですね。21世紀は、彼女の歌声が必要です。
ノラジョーンズファンというわけではありませんでしたが(もうファンになりましたが)、いろいろなartistによばれ、どれも良い仕事をされているなと思います。 カントリー・ラップは馴染みありませんが、これを除いても充分に楽しめました。 特にレイチャールズ featuring・・・の Here we go againは、すばらしいオルガンとレイチャールズと彼女のデュエットで涙モノです。 ハービーハンコックは難解でわかりませんでした。
静かにリラックスして聴いております。他のアルバムも欲しくなります。
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