イギリスの雰囲気を楽しむ小説として良作だと思います。 私は、ホームズに始まり海外のミステリーは、トリックとか謎とかの部分より、そういう雰囲気的なところとキャラクターを期待して読むことも多いので、そういう意味でもとても好きな作品です。 シリーズを通して、ロンドンとそのほかイギリスのさまざまな地域を小説で読んで回ることができます。 アメリカ人が書いているのかな?イギリスにいない人のほうが逆に憧れがあって、日本人には向いているかもしれません。 しかし、イギリスを舞台にした小説は、それだけで読めるものになってしまう気がして、ずるいなぁとは思いますね^^ 私自身そういうのにはまっていることが多いし・・・。 また、主人公のキンケイドとヒロイン?のジェマという二人の警察官の恋愛物にもなっていますので、たとえば検視官シリーズなどを見てキャリアな女性の恋愛物を楽しまれた方は、よりクリーンな感じで見て楽しめるのではないかと思います。 ・・・あちらは人が死にすぎです(笑) 震えがくるほど・・・ということはありませんが、時間のあるときにゆったり読む本としておすすめです^^
彼の事は嫌いじゃなかったが、なぜかこれまで、アルバムを購入する機会に恵まれなかった。 ところが、つい最近、CSで、勝新太郎の幻(?)の刑事ドラマ「警視K」が放送され,そこで、使われていた「マイ・シュガー・ベイブ」に即ノックアウト! っていうわけで、何を今更、という感じでもなかったが,本アルバムを(いい歳こいて)初めて聴いてみました。
まず、件の曲だが、アルバムに元々収められていたオリジナルのテイク以外にも、TVで使用されていたインストヴァージョンもボートラで収録されていて、満足。 だが、それ以上に大発見だったのは、吉田美奈子の存在。30年来の彼女のファンだが,彼と深い付き合いがあったことを初めて知った。本作で彼女が作詞した曲が数曲、バックボーカルとしても参加している。 もっと驚いたのは,吉田美奈子のリーダーアルバムですっかりなじんでいた「レイニーデイ」「雲の行方」が、「山下達郎」の作曲だったっていうこと!!! てっきり、美奈子さんのオリジナルだと30年思い込んでいましたよ。 さすがに、ヴォーカルは彼女の方がいいと思うが,演奏全体は、こっちのほうもなかなか良い。
というわけで、個人的には思わぬサプライズもあって、文句無く5☆ですな。
なかなか、迫力があり満足しています。晩年の座頭市そのものです。まるで、生きてるみたいですね。
推理漫画が好きな方なら楽しめる作品です。
4本の短編で構成されているので、気軽に読みやすいですし。
金田一シリーズのファンにも、もちろんオススメです。
今まで明かされなかった明智警視の過去が垣間見れるのは嬉しかったです。
それにしても初登場時はただの嫌味な人だった彼が・・・。
まさかここまでキャラを確立して人気が出るとは、思いもしませんでした(笑)。
そんな彼の初登場シーン等のまとめも見られる、お得な一冊ですよ♪
ドラマや漫画の設定では最年少警視となった明智健悟の年齢は28である。その10年前の高校時代の「明智少年」による事件解決をまとめた単行本。秀央高校で「特A」クラスの明智少年は「秀央のホームズ」と呼ばれ、すでに数々の難事件を見事に解き明かしていた。「華麗なる剣技」としてのフェンシング、「華麗なる協奏曲」としてのバイオリンなど、まさにどれをとっても超一流の腕前を有し、金田一との歴然たる差をあくまでも「事実」として強調する明智警視の原型はすでにこの頃完成されていたのかもしれない。重要な場面でいつも上から物を見下ろす口調で颯爽と登場する明智さんと金田一との攻防はなかなか面白い。本書でも十分に堪能できる。明智警視が10年間も解けずに悩んでいた問題を金田一が一瞬で回答を言い当ててしまうなど、金田一に肩を持たせる配慮にも共感できる。明智さんのような性格では一生かかっても解けないと金田一は言うが、両者の個性もまた内容を豊かにする要因であろう。なおテレビ版では秀央高校時代のワトソンであった和島は貧しい国に医者として赴きそこで命を落としたが、この漫画本では教師として生きているようだ。それはさておき「明智警視の優雅なる事件簿」のレビューですでに言及したように、本当はもっと明智さんの魅力を知りたかった。巻末の「健悟の部屋」の出来栄えは決してよくない。テレビ番組それ自体もすでに最終回を迎えた今、それは叶わぬ願いなのか。いつかまた復活する日を期待してレビューを終えたい。若き日の明智少年の活躍を知るには絶好の漫画本である(なお私が明智さんのファンになったきっかけは、熊本の学会に参加した際、ホステスに明智さんに似ていると言われたからだ。しかし恐れ多くて人には言えない)。
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