シーン、セリフ、アイテム。 出てくるものには何から何まで意味がありそう。 何だろうという単純な好奇心からか 自分は頭が良いと思いたいプライドからなのか。 それらをつなぎ合わせ 説明のつく答えを見つけようと必死な自分がいる。 が分からない、いくら考えても。いや考えるほどに。 俺ってそんなにアホだったのかと落ち込む。 考えずに感覚で観れば良いのだと慰める。 理解や説明なんていらないんだろと開き直る。
この不思議さ、嫌いではないが観たのは1度きり。 他の作品も実は全く観ていない。観たいとは思うの だが、その度に自分の内面を突きつけられるような 居心地の悪さと、それでいて心地良くもある感覚を 思い出して怖くなるのだ。 恐れずに何度かトライすればいいのだろうか。 ん?それってドラッグやセックスと同じってこと? ったく、天才ってヤツは・・・。
久々に見たけれど、やはり1シーン1シーンがどれも印象的で、冒頭から目を離すことができなかった。
ストーリーはもちろん、キャスティングもまた絶妙でさらに物語を魅力的かついい意味で不気味、そして妖艶なものにしていると思う。カーミラを探している、とかげのような顔立ちの謎のおじさんや個性的なおばさんココ、色白のカウボーイなど、よくまあ見つけてきたものである。
そしてナオミ・ワッツの起用。彼女の迫真の演技力が、ともすれば不可解なだけで終わってしまうこの映画に、何か説得力のあるリアルな雰囲気をかもし出してくれているような気がする。オーデイションでのシーンでは、こちらまで審査員になったように真剣にナオミ・ワッツの迫力に圧倒されてしまって何度見ても大好きである。
あと忘れてはならない、泣き女!何度見てもじっくり魅入って聴き入ってしまう。このシーン見るだけでも価値ありだと思います。
本作は、悪夢のような現実から逃れるために、空想の世界を創り出した主人公の切なく哀しい映画である。
一度観ただけでは理解できずにもどかしい思いをするかもしれない。しかし、数々のヒントが散りばめられている。それらのヒントを基にストーリーを再構築しすると、二回目には「そういうことだったのか」と自分なりの解釈が生まれ、感嘆の声を上げずにはいられなくなるだろう。
札束の出所は?叔母の遺産ではない?老夫婦とナオミ・ワッツの関係は?なぜ警察(FBI?)が家の周りで張り込みしているのだ?ナオミ・ワッツは何者だったのだ?解釈は人それぞれだが、私は哀しくてたまらなくなる。
映画というメディアが生まれて百数十年、ありとあらゆる演出・撮影技法が生み出された。21世紀になり、未だ観たこともない斬新な手法、しかも全く破綻していない完璧な手法により、観客を唖然とさせるデヴィッド・リンチという映画監督は、人類の歴史に残る不世出の天才芸術家と称せずにはいられない。
シーン、セリフ、アイテム。
出てくるものには何から何まで意味がありそう。
何だろうという単純な好奇心からか
自分は頭が良いと思いたいプライドからなのか。
それらをつなぎ合わせ
説明のつく答えを見つけようと必死な自分がいる。
が分からない、いくら考えても。いや考えるほどに。
俺ってそんなにアホだったのかと落ち込む。
考えずに感覚で観れば良いのだと慰める。
理解や説明なんていらないんだろと開き直る。
この不思議さ、嫌いではないが観たのは1度きり。
他の作品も実は全く観ていない。観たいとは思うの
だが、その度に自分の内面を突きつけられるような
居心地の悪さと、それでいて心地良くもある感覚を
思い出して怖くなるのだ。
恐れずに何度かトライすればいいのだろうか。
ん?それってドラッグやセックスと同じってこと?
ったく、天才ってヤツは・・・。
ナオミの出世作です。 脱いでるシーンがよかったのに。 わざわざ海外から取り寄せました。 コレクターアイテムです。
|