最高域の何処までも伸びていく素晴らしさ。
素晴らしい選曲に満足。
この人のCDを増やしていきたい。
最初に、この映画お勧めです!
幼い時に亡くなった両親・・・そんな経験した人は少ないでしょうけsど、懐かしくセツナイ思い出・・・はありますょね?な〜んか、こう微妙な線をなぞっている作品です。
これぞ山田太一ワールドと言えると思います!
また、若き日の、片岡鶴太郎・秋吉久美子(とくに眉毛)に注目です♪
さくら、浜辺の歌、赤とんぼ等誰もが知っている、懐かしい日本の叙情歌の世界を川井さんらしく表現しようとする意図とアルバム自体のまとまりは良いと思います。
アルバムによりテーマが違うので過去の川井さんの作品と比較してはいけないのかもしれませんが、正直なところ物足りません。
理由としては、川井さんによるオリジナルが1曲、叙情歌の世界に通じる川井さんらしいオリジナル曲がもう少し入ってれば...と思ってしまうのです。
個人的に近衛十四郎の「素浪人シリーズ」が好きでこのCDも買いましたが、8曲もシリーズの挿入曲が入っていて、有り難かったです。ただし、これらはどれもテーマ曲・エンディング曲ではなく、あくまで挿入曲でして、その点は若干残念でもありました。例えば、『月影兵庫』のテーマとなっているやつは、ドラマの最初の殺陣のシーンの音がそのまま使われていて、いよいよ北島三郎の「♪は〜なおい かぜ〜が〜」となるところなのに、急に静かなインストバージョンの挿入曲が強引に充てられていて、ちょっと拍子抜けしました。他の時代劇作品のものは、『大岡越前』や『剣客商売』等、初めからインスト曲がテーマに使われているものはそのまま用いられていますが、主題「歌」のものはやはり劇中に使われる同じメロディのインストバージョンや、エンディングのメロディが使われていて、皆インストゥルメンタルに統一されています。他の作業をしながらBGMとして聞き流すのに持って来いですね。
前作の「Dolce」はストラディバリウス・デュランティの選曲だと千住さんは解説で述べていましたが、今回の「Air」はファンの選曲です。その為か、個人的には、Dolce(いたわる心)といった統一感があった前作の方が素晴らしく感じました。
千住さんのCDを初めて購入される方には、前作「Dolce」をお薦めしたいと思います。
ただ、お兄さんの千住明さん作曲の、雪の女王、風林火山、はデュランティがとてもよく鳴き響いていて素晴らしく、その他にも素晴らしい曲があるので、本CDも拝聴頂ければと思います。
次作はヴァイオリンコンチェルトと伺いました。先日、ドイツのドレスデンで千住さんのメンデルスゾーンのコンチェルトを拝聴しましたが、ピアノ伴奏曲と違った重厚さと深みがあり、素晴らしく感じました。ドイツ人にも好意的に床を踏みながらの拍手で迎えられていましたが、次作のコンチェルトにも大きく期待したいと思います。
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