今までのヤミ帽関連のCDを持っていると内容が少しかぶっていたりもするんですが、ドラマCDとしては内容も面白いし優秀です。 アニメのOP、EDテーマも入っていてお得感もあるし、アニメともまた違った感覚で楽しめるのが醍醐味です。 このドラマCD影の主役、嘉陽愛子さんファンなら買いです。
シングルには、手を出したくない人におすすめです♪
カラオケなどはないですが、いろんなキャラの音楽が聴けてお得感↑↑です!!
しかも、「ロベルト」は二曲はいっていて、コレまた嬉しいです☆★☆
この作品は、昭和初期の日本の文化や、昔の日本映画・推理小説などに対するオマージュやリスペクトに溢れています。
もちろん、その辺の事を知らなくても十分楽しめる作品になっています。 現に、連載してた頃、何も知らない地方の小学生だった私でも、普通に楽しく読んでました。 ……でも東京に住み、本読んだりして、少し知識をかじった今の方が何倍も面白いのです。
この作品を読んだ後、実際に舞台となった浅草の浅草寺や上野公園、谷中や根津あたり、あるいは銀座などに行ってみると味わい深いですよ。 意外や意外に当時の建物が残ってたりして、勝手に気分に浸れます。 最近は近代建築のガイドブックなども出てます。
大正・昭和関係の本を読むだけでも、この作品に出てくる固有名詞の意味が分かって面白いです。 『帝劇に三越』とか『浅草六区』とか…。
特に地方出身の私は、セリフにある『ブロマイドのマルベル堂』が実在する店名だという事に驚き、しかも浅草でまだ営業しているのを見て更に驚き……。 『あずきアイス』そっくりのアイスモナカが実際に売られていて驚き…って具合です。
またこの1巻では、草二郎が徹底して『常に子供の味方』でいる所も、凄いな〜、良く描いてるよな〜と思います。 今ではあまり見かけない『古き良きヒーロー像』として…。
そして、あっさり描いてあるけど、1巻では『フミちゃんのことが相当好きらしい』ことも分かります。 まあ読んでみて下さい。 セリフの端々や立ち振舞い、浅草に留まる理由まで…。(←でも、そんなフミちゃんの存在感も2巻以降だんだん薄くなってしまうのですが…。)
以上の事柄は、この文庫版を手に届くところに置いて、パラパラめくってみて気づいたことです。 読めば読むほど、何かしら気付きがあり楽しめます。おすすめ。
手塚作品はあまり思い入れもなく個々の原作も数度読んだくらいの人間ですので
あまり偉そうな事は言えないのですが
いろんなキャラクターを原作のイメージを損なう事無くふくやまワールドの中で使いこなしてしまってるのが凄い
各キャラに違和感があるわけでもなく、それでいって原作のまま丸写しの造形と言う訳でもなく
自由奔放に操ってるのに全く破綻してない
ふくやまさんの手塚作品に対する愛情がよく伝わるし
思い入れが強い場合、多くの作家はえてして読者がおいてけぼりにしやすそうな気がするんですが
そんな所が全くない
愛情と、読者に対する楽しませよう読ませようと言うバランスが高いポイントで合致してる、買って損の無い作品だと思います
書くふくやまけいこさんも私も人生を重ねました。少し涙がにじみました。私は男性ですが。
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