『サーカス』はキングクリムゾンの30年余りのライブのベスト版だ。「The Young Person's Guide To King
99年発表の1st。キング・クリムゾンのオリジナル・メンバーであり、1stアルバムの大半の楽曲の作曲者としてクレジットされているのがイアン・マクドナルド。いわばプログレの重鎮だが、その後の活動はあまり恵まれなかった感もある。クリムゾン脱退後マクドナルド&ジャイルズを経て、プロデュース、セッション・プレイヤーをしつつ、クリムゾンのラスト作に参加後は77年頃にミック・ジョーンズらとフォリナーを結成したが、そこも80年に脱退し、以降はほとんど名前を見ることがなかった。それが98年のスティーヴ・ハケット&フレンズのライヴで突如ステージに登場し、個人的には目玉が飛び出るほど驚いた・・・というよりもどうやっても信じられなかったが、ハケットの曲で加えられる彼のサックスはどう聞いてもクリムゾンそのものだった。そしてその後、彼のソロ・アルバムが登場したのも、あり得ない珍事だったわけだが、デビュー30年にしての初のソロ作がこの作品というわけである。スティーヴ・ハケット(g)、ピーター・フランプトン(g)、マイケル・ジャイルズ(dr)、ルー・グラム(vo)、ジョン・ウェイト(vo)、ゲイリー・ブルッカー(vo)、ジョン・ウェットン(vo) ら彼の長い音楽活動を感じさせる多彩かつ豪華なゲストも話題だろう。プログレ寄りの曲も多いが、80年代以降のプログレ・ポップ的な曲など、全体的にはややアメリカナイズされたモダンな雰囲気で統一されており、懐古的なクリムゾン信者には向かないかもしれない。しかしながら非常に前向きでエレガントな雰囲気もあり、楽曲レベルは元より作品としてのクオリティは高い。ウェットンの歌う5.はモダン・クリムゾンと言うべき名曲だろう。自身が素晴しいヴォーカルを聞かせる9.も、美しいメロディが嫌が応にも心を打つ屈指の名曲。11.はピート・シンフィールドとの共作で21st Century Schizoid Band で盛んに演奏されていた曲。
ストーリ的には最初のテンポに比べると後半はしりすぼみな感じ... でもユアンびいきなので星4つです。 誘拐犯のだめっぷりも、お嬢様のわがままもそれなりに笑えて楽しめます。
フラワー・トラベリン・バンドは「サトリ」と「メイク・アップ」の2枚をお勧めします。その他は過大評価されすぎておりますので、あんまり期待しない方がいいですよ。このバンドの日本ロック史上の功績とか他の側面では評価する点は多大なものがありますが、今の耳の肥えた若い人が純粋に音を聞かれると「物足りなさ」が残ると思います。まだまだ当時は真似してみたい段階の産物です。
高校の時、渋谷NHK放送センター近くの楽器屋にあった400S(Strings,Flute,Brassの3種だった)を鳴らした。
店員が上蓋を開けて中を見せてくれたのを思い出す。
いや〜、これがあのメロトロンかと思うと感動しましたよ!
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