星界の戦旗 VOL.2 [DVD]
星界の紋章シリーズから時々感じていることですが、アーヴの、特に司令官クラスの人たちは、優雅に落ち着いた雰囲気の中でとんでもない事をさらりと言ってのけるときがあります。この巻の中の二つの話でもそうしたシーンがちりばめられています。宇宙に住むアーヴという進化(?)した種族と、地上で生活する普通の人類との区別が、外見だけでなく性格までにもはっきりと及んでいることがわかります。ジントとラフィールはそんな違いを超えてうまく関係を築いているわけで、「事実は小説より奇なり」の逆が描かれていると感じます。
星界の戦旗II VOL.3 [DVD]
ストーリー上当然の成り行きとは言え,やはり反乱が起こり地上戦へと突入する.これまで立派に責務を果たしてきたジントだが,解説記事にあるように「人質」に取られてしまう.やはり,ジントはこういう役回りなのだろうか?結局,ソバージュによって語られた「アーヴの地獄」の真実は明らかにされないが,その語り口は鮮烈であり,これまでのシリーズを見てきていれば地上人は誰もが降伏を決意する内容である.だが,アンガスンは...
星界の戦旗 III volume02 [DVD]
観て損は無いデキです。ただ…、volume01以上にかなり「巻き」が入ってます。やはり小説1巻分を30分2話構成(volume02は40分ほど)に収めるにはかなりムリがあったなーと感じざる負えません。諸事情あるのかもしれませんが、最低3話、できることなら4、5話構成にしてもらいたかったと言うのが正直なところです。
また、このシリーズのアニメ版にとっては一番の見所であり、アイデンティティーと言ってもいいのが宇宙海戦(今回は模擬戦)なのですが、悲しいくらいにハショられていて、アッという間に終わってしまうのもどうかと思いました。
しかしながら、エクリュアファンの方は必見。。特に小説を読んで、彼女が連絡艇を操縦する際に唄っている歌(罵詈雑言?)が気になって仕方が無かった人(笑
ただこれだけで彼女がアニメ版、星界IIIの影の主役といっても過言ではないと思われます(笑
星界の戦旗II VOL.5 [DVD]
少女漫画的なグラフィックだからといって、観ないと決め込むのはすこし早すぎる。 私も、はじめの内は何気なく観ているだけだったが、ストーリーの途中からのめりこんで行った。 意外とシリアスな設定や台詞、絶妙なテンポで進行していくストーリー、そして何より、魅力的な登場人物達が織り成すドラマ。 先の読めるストーリーではあるけど、テーマが深く、いろいろと考えさせられた。
私は原作を読んでいないけど、知らなくても十分楽しめると思う。
この作品の中では、最近の映画やドラマにはありそうで無い、凄くピュアな世界が広がっている。
音楽や声優達の声もイメージにマッチしていて、グラフィックと、まさにそれぞれの要素が相乗効果を生み出して、芸術的な効果を出している。<!BR!!>
また、同じSFでも、スターウォーズや、スタートレックなどとは一線を画している部分がある。 それは、このシリーズには一貫して、シュールな香りが漂っているということと、登場人物達の精神的な部分に関する直接的な描写が多いこと。
ナルシズムの独特の間があるので、見た人の意見が究極的に分かれるだろうと察する。