ドラゴノーツ-ザ・レゾナンス-OST
地球外生命体との闘い、そして愛と絆を描いたアニメ「ドラゴノーツ-ザ・レゾナンス-」のサウンドトラックCD。その作品内容にふさわしく雄大で悲壮感はあるが力強いメインテーマ曲、謎の星の不気味な咆哮、美少女トアの悲しみの心、愛する二人の絆、ドラゴン同士の戦い、ドラゴノーツ出撃の力の入る曲など、とても優れた曲集だと思う。曲の構成ははクラシック主体で最近よくあるラップやロック、ヒップポップなどはなく、一聴したところ地味に聞こえるかも知れない。しかし、アニメをずっと見ていると知らないうちにもっと聴きたくて仕方なくなってしまうほど好きになってしまうだけの力がある。アニメ自体は設定の小難しさや脚本の弱さが指摘されているが、うのまことデザインの美女たち(おっぱい満載!)とこの音楽の良さが全編をしっかりと支えているのがよくわかる。スケールの大きさと力強さは昔の「魔法騎士レイアース」の音楽を彷彿とさせる。CD2枚組みでこの価格は他の2枚を別々に出す作品よりはお得だし、2枚収納型の通常サイズのケースなのでコンパクトなのも美点だ。なお、このCDに収録されているOP、ED曲はTVサイズで1番の部分だけなのできちんと聴きたい人はシングル版の方の購入をお勧めする。特に福井裕佳梨さんの曲は名曲なので全曲をきちんと聴いてみてほしい。
ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス- Vol.4 [DVD]
第9話は中盤最初のクライマックス。サカキ司令の家族とトアの秘密が明かされる。捕獲され、地球へ向かう途中でのジルアード軍の襲撃、大気圏突入の危機…。ISDA宇宙部隊ブリトラユニット隊長・ハバラギ・イツキとドラゴン・オトヒメも登場。(ひそかに巨乳…)
トア「ジンの家族を殺したのは私なの!」
ギオ「お前は言ったはずだ。必ずトアを守ってみせると。今がその時じゃないか!」
ジン「トア…」
第10話はアキラとマキナの出会い・変態美形王子アーシム本格的に登場、ノザキ教授の謎めいた行動、そして仲間の裏切り…。
第11話では火星に連れ去られるトア、謎の星タナトスの異変、そして新たな敵の出現、衛星軌道に迫る危機…。
第9話の宇宙での戦いはご自慢の視覚効果を駆使した見せ場の一つ。相変わらずストーリーのアラは多いが迫力の画面を見て楽しもうという趣向。第10話では人・ドラゴンペアで一番仲のいいアキラ・マキナの出会いが書かれる。オーディオコメンタリーでも「マキナにとってもアキラは理想の人だった」と語られていたりして納得。そして第11話で新たなオリジナルドラゴンの地球への襲撃が始まる。相変わらず捕まったり引き離されてばかりのジンとトア(+ギオ)、そして細かいパズルピースを次々提示していくような構成はこのあたりでも続くので雰囲気と謎解きを楽しむ心構えが必要だ。TV放映時に光や煙、水滴で自主規制(?)されていたジンとトアの邂逅シーン、アキラとマキナの出会い、アキラのシャワーシーンもDVDではより見えやすく(?)なっている。
perfect blue
曲自体はよいのですが、"perfect blue" 一曲を聞くためだけに、シングルCDを
千円以上出して買うか?と聞かれるとちょっと微妙です。
Mora や iTunes Music Store などの音楽配信サイトで出ていれば、いますぐに
でも買ったのですが、現時点ではまだ出ていないようです。
せっかく、覚えた jazzin' park というアーティストの名前もアニメが終わった
ら、忘れそうです。本当にいい曲なんですけど…。
上のレビューの後、しばらくしてから iTunes Music Store でゲットしました。
perfect blue と Dream bird の合計2曲です。
perfect blue に比べると、Dream bird の方はちょっと雰囲気が違っていて、
ちょっとジャズっぽい感じですが、こちらもさわやかないい曲だと思いました。
ITMS で試聴できるので、ぜひ聞いてみて欲しいです。
ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス- Vol.3 [DVD]
月面都市でトアを探し続けるジンとギオ。一方、ドラゴンの捕獲のため月にやってくるドラゴノーツチームとジルアード軍。他にも登場人物が多い分あちこちで色々な行動をしており、本筋が掴みづらい展開だ。かなり後まで見ないとそれらのシーンはひとつにまとまって理解できるようにはならない。
ジン「聞こえる! トアの歌が聞こえる…」
トア「私は…私の気持ちは…」
そしてジンとトア(+ギオ)は感動の再会、と思いきや人間形態ドラゴン同士の超人バトルに? その後やっと本当に再会を果たしたトアと二人だが次はいきなり温泉、スパリゾート? そこでも水着姿で格闘・破壊やりまくり? いや、通常、この手のアニメは温泉と水着の回は一話ずつサービスしてくれることが多いのに1回で兼用なのか? オンエア時よりも若干光線による自主規制(?)は薄くなっている水着シーン。マキナやっぱり脱いでも、もとい水着でも凄いです。ツンデレ天才少女ジークリンデとジンの心の触れ合い、ジンの親友だったカズキの豹変、そしてやっと出会ったはずのジンから離れようとするトアの秘密とは…。主を失ったドラゴン、ウイドーも登場(やっぱり巨乳…)。
トア「運命よ…ジンやギオとの出会いも…そして、あなたたちが生まれたのも…全ては運命…」
マキナ「宿命は変えられないけど、運命なら変えることができる…私たち自身の意志でね」
その言葉が示すドラゴンと人間との関係とは?
やっぱりいろんな意味で視覚優先の構成だ。基本的に悲劇性を帯びたロミオとジュリエットのような展開なのであまり明るくはならないし、登場人物に突き抜けた意外な行動(天元突破?)を期待するのも無理だ。逆にこうした暗めの展開がかえって心に響くような人には忘れられない作品になり得るのではないだろうか。