Les Double Six
ベースとドラム(パーカッション)とコーラスだけ。
それだけで聴かせてしまう、恐るべき1枚。
フランス語ヴォーカルだが、これがまたスキャット(昔の番組「11PM」のオープニングでダバダバいうやつね)
にぴったりマッチ。
レスター・ヤング、マイルス、コルトレーン、ギレスピー、チャーリー・パーカー、
ボビー・ティモンズなどの作品を取り上げた前半と、クインシー・ジョーンズ作品の後半のお得な2in1。
とても上品なスキャットで軽やかに仕上げていて、伸びやかな高音に気持ち良く酔える。
あの「モーニン」のスキャットなんて、世界初にして唯一かも。
NOVI SINGERSなどがお好きな方には自信をもっておススメ。
Q: The Autobiography of Quincy Jones
少年期に離別した母親の存在との葛藤、貧困と人種差別、そうした厳しい環境の中から、音楽に精神的な自由を求めていく姿が、非常に赤裸々に自らの手で書かれている。トランペッター、アレンジャーとして出発し、やがてプロデューサーとしての地位を確立するに至るまでの、音楽界のスーバースターたちとの数多くの出会いについても詳細に知ることが出きる。また、随所にそれらの友人たちや、家族のコメントがバランスよく挿入されており、自伝においてもアレンジャーとしての本領を発揮している。天才プロデューサーの生の人間性に触れることができる、ミュージックビジネスに興味を持つ人に絶対お勧めの一冊。
Les Double Six of Paris
このグループが、その昔人気になったスィングルシンガーズの前身だったのをご存知でしょうか。当時クラッシックをジャズっぽく編曲して歌ってましたが、このグループはジャズの有名曲・有名演奏にフランス語の歌詞をつけて、達者に歌ってます。ガレスピーにも気に入られたミミペリンのパーカーのアドリブ、ミシェルルグランの姉妹のクリスティーヌルグランのスキャットも最高。リーダー格のウォードスィングルがその後編成したスィングルシンガーズの何倍か素敵です。