GOING HOME ~TOUR FINAL at BUDOKAN~
アリス、180歳!
全国ツアーとしては実に28年ぶりとなる「ALICE LIVE ALIVE 2009 I'm home」ツアーのファイナルです。
オープニングは『栄光への脱出 メイン・テーマ』です。
1978年の「武道館ライヴ」を知っている人には鳥肌ものでしょう。
ライヴは二部構成で、CDもDISC-1と2に別れています。
永らくステージで唄われなかった『アリスの飛行船』『もう二度と…』『五年目の手紙』などは、ファンには嬉しい選曲ですね。
そして二部は、チンペイさんのトークにもあるように「悲しいくらいに知っている曲ばかり、ヒット曲ばかりでゴメンね(笑)」というステージです。
声質に若干の変化があるのかも知れませんが、「熱さ」と「パワフルさ」は、むしろあの頃にも増している様で、3人とも還暦とは思えません。
78年には『10000人の讃歌』で泣きました。
この09年では「全国40会場・10万人」とアリスによる『GOING HOME』で、あの感動が甦りました。
このライヴ・アルバムは、色々な意味で『栄光への脱出』と対を成す様に思えます。
是非、2枚合わせて聴いて頂きたく思います。
リクエストライヴ・アルバム~The ゲネプロ~「音帰し」
ファンからのリクエストを元に選曲し、ファンの前でライブ録音したCDだ。谷村新司は、当時誰もしていなかったオーケストラとのコラボレーションをしたが、今回の企画は、いわばファンとのコラボレーションをした作品だ。
特に堀内孝雄や矢沢透が参加し、アリスを再結成した「明日への讃歌」は、最高だ。
☆4つにしたのは、ファンの声や拍手も録音していると、ライブの緊張感や楽しさが伝わってさらに良かったからだ。
TELEPHONE
アリスの矢沢透さんがプロデュースした、Pop路線だったころの中期Bow Wowの名作です。
初期のBow Wow、Signal Fireや、後期のWarning From Stardustなどは比較的早くCDで再発されましたが、中期の一連の作品はなかなか再発されず、本当にお待ちかねの1枚です。
メロディーは全体にPop路線ですが、恭司さんのguitarは素晴らしいの一言。Lonesome WayやCarnivalでのソロは圧巻です。「HardなBow Wowは好きだけど、この頃のはちょっと・・・」という方でも騙されたと思って是非一度聴いてみてください。
因みに曲目は以下の通りです。
1.HOT ROD TORNADO
2.GOOD TIME'S R&R
3.LULLABY OF JENNY
4.CARNIVAL
5.KEEP ON ROCKIN'
6.LONESOME WAY
7.ROLLING NIGHT
8.TOMORROW IN YOUR LIFE
9.SHORT PIECE
※(BONUS TRACK)
10.RAINY TRAIN
11.LAST SONG
ゴールデン・ベスト
テープではすでに持っている。しかし、時代は変わった。
CDで持っていないと、いつかは聞けなくなる。
探しまくってこれを購入。
入っている曲は、テープの内容と変わらぬ私の好きなものばかり。大満足。
音は、思っていたより鮮明ではなかった。
若い人たちには、やせ我慢に聞こえるかも知れないが、アリス世代の私には、「良い意味での古さ」が「当時の懐かしさ」を感じさせてくれて良かった。
ALICE IN KOBE 2001.1.17 [DVD]
初めに前置きしておくと、自分はアリス世代ではありません。どちらかと言うと80年代以降ソロのイメージが彼らにはあります。
本ライブは、活動停止後20年後のライブだそうですが、これだけお客を集めている事実に驚きました。客層を見ると40−50代の方々ばかりで、子育てや仕事でも余裕が出てくる年代とは言え、20年来の結成で足を運ぶというのは、いかに彼らが愛されていたかというのを実感できます。もちろん彼らが伝説的な解散ライブを行っていたのも耳にはしていたものの、それを抜きにしても凄い。果たして、今の歌手でそういう変わらぬ思いを抱く事ができるだろうか?今のようにパソコンや携帯が普及していない時代だからこそ、純粋にラジオやレコード或いはライブを通して彼らの魅力をシンプルに感じ取る事ができたのでしょうか・・
ラストで感極まる観客の姿が印象的でした。
堀内さんが感極まる所もありますが、ソロ以降彼も苦労した時期があったのは有名ですが、音楽業界自体非常に浮き沈みが激しい生鮮食料品的世界ながら30年以上独自の地位を保っているのは凄い事です。
楽曲自体は、チャンピオンを初め老若男女を問わず有名曲が多いですが、印象的なのが彼らのMC。彼らがライブバンドと言われたもう一つは彼らの話術にもあるのでしょうか。観客を乗せるワザもさすがにライブキャリアの豊富さ物語っています。
星を一つ落としたのは、やはり当時リアルタイムで聴いていた観客とアリスとの一体感に超えられない壁を感じたからです。音楽は自分の人生と共にあるという事実をこのライブで見事に感じましたね。谷村さんは、現在中国で活躍されているようですが、攻めの人生に年齢は関係無いというのを実感できるライブです。