竹川美子 第一唱~初雪~/「雪の海峡 津軽」
違う「雪の海峡津軽」を購入したのですが、
見つからないのでここにレビューします。
声も歌詞も私は好きなのですが、完全に
カラオケ向きの歌です。ファンになりそ
うです。この歌を聴いて以来、応援したく
なる歌手の一人になりました。
嗤う伊右衛門 [DVD]
原作を先に読んだのですが、難しい話だと思います。
幾重にも巧妙に絡まった話。
はっきりと答えを書かない表現もたくさん出てくる。
だからこそ、読めば読むほど、見れば見るほど味の出る作品です。
キャストがいいと思います。
みなさん、ため息が出るぐらい演技が上手!
岩の凛とした強さや美しさを見事に小雪さんが演じられています。
これほどこの岩を上手く演じられるのは他にいないんじゃないかと。
「京極夏彦の嗤う伊右衛門」そのもの、な印象を受けました。
ラスト、泣けます。
でも小説と同じで2回3回観ないとわかりづらいかな、というわけで星4つ。
かなりオススメです。
エンカウンターで不登校対応が変わる
世の中に「不登校」に関する本は山ほどあるが、本当に役に立つ本はどのくらいあるだろうか? あるケースには有効でも他のケースにはまったく役に立たなかったたり、そもそも社会が学校が悪いと(それはけっして間違いではないかもしれないが…)指摘して、目の前で苦しいんでいる子どもにはまったく無力な本の何と多いことか!
不登校に関わる保護者や教師がもっとも苦慮するのは、不登校で部屋に閉じこもっている生徒にどう声をかけていいかであり、どうしたら登校できるようにできるかということである。それをエンカウンターという技法を使いながら、具体的にマスターできるようにしているところが、本書の革命的なところである。教師や保護者が対応を変えることで不登校は救われることは前から言われてきたが、それは「学校をあきらめること」ではけっしてないということをこの本は教えてくれる。でもそのためには、保護者や教師自身が構成的グループエンカウンターを通じて変わることが必要である。不登校対抗で苦しんでいる教師や保護者の方は、ぜひ手にとって実際に実践して欲しい本である。
永平寺の精進料理 七六〇年受け継がれた健康の智慧を家庭でいただく
精進料理というと、なんだか地味で欲の薄い料理だと思っていましたが
この本をみると、その美しさとおいしそうな様子、そして丁寧さに
「つくってみたい」魂を刺激されます。
やっぱり一流のお寺では、美味しいものを食べているんだなあ。
食をおろそかにせず、細部まで神経をゆきとどかせたり
華美でなくてもうつくしい食器を使ったりして
生活のひとつひとつを大切に生きるほうが
よほど禁欲的なのかもしれません。
完全敵地
サッカーファンの間では伝説の試合とされる1986年メキシコW杯予選の日本×北朝鮮戦アウェー試合を中心に当時森孝慈監督以下そのまとまりの良さから森ファミリーとまでいわれた日本代表(当時は全日本といわれていた)の戦いぶりを描く。
日本×北朝鮮戦アウェー試合は観衆8万人に対して日本は団長や取材記者、カメラマン、現地の商社スタッフなどわずか18人の日本サポーター。敵地のピッチは人工芝で、試合前に十分水を撒いておくことになっていたはずなのに、実際はわずかに水を撒いた跡が残っているだけだった。防戦一方の中、木村和司が相手から頭突きを受けて頭を地面に強打、ピクリとも動かず白目をむき、口から泡のような唾液が流れている。もうだめかと駆け寄った選手たちは思った。激しい戦いを何とか乗り切って韓国との最終予選、満員の国立競技場での木村和司の伝説のフリーキック。しかしプロ化した韓国の前に日本はあまりに脆弱だった。
あの北朝鮮アウェー試合は当時テレビはもちろんラジオでも放送されなかったし新聞記事の扱いも決して大きくはなかったので謎の部分が多かったが、今回著者によって初めて詳細に紹介された。当時に比べればアウェー試合ははるかに戦いやすくなったが、やはりこれからも厳しい戦いは続くだろう。