デビュー直後は過激派のような素人っぽさが売りだったサザンオールスターズ。 成功後、それから20年くらい楽曲のイメージは変わっていない。 それって既に完成されているってこと 確かに聞きやすいし、アレンジもボイシングも外していない。 ただ刺激はどうだろう チョー早口でむりやり小節に詰め込んでいた歌詞と新田一郎氏のかっこいいブラスアレンジは大人に否定されながらもサザンの初期の作品は輝いていた。 その頃と比べると 今の子供たちはサザンに魅力を感じるだろうか? 予定調和になってしまった本作はどうだろうか ビートルズが音楽面で常にファンの期待を裏切りつづけて進化したように マスメディアに頼らず楽曲でファンの胸をえぐる作品を期待することはもう無理なのだろうか もっと攻撃的になってほしい 過激であってほしい そんなサザンを同世代ファンも新世代ファンも待っていると思う。
「夏=サザン」という世間一般の図式を裏切らない、夏らしい爽やかなナンバーの「君こそスターだ」。 昔懐かしGS歌謡曲を、そのまま持ってきたという今ではサザンオールスターズというバンドにしかできないであろう「夢に消えたジュリア」。 そしてカップリングにはラップ調というかR&Bというか、あまり今までのサザンにない魅力を持ったまさに隠れた名曲「DOLL」。 といったように前作の「彩~Aja~」とはうって変わって、パンチの効いた曲を並べてきました。 26年目を迎えた今でも、常に時代とともにアクティブであり続けるサザンオールスターズを象徴するようなシングルです。 制作中と言われるアルバムにも期待充分です。
これは2005年の桑田さんのソロ作品と言って良いでしょうね。サザンというバンドの必然性を感じない音でした。皆が知っているサザンのように跳ねていないものね。前作「SAKURA」ではギリギリ我儘していた大森のギターが抜けてしまってはバンドのリード楽器が原由子のKeyboadだけだから当然桑田趣味は強くなるものねぇ。どこかで聴いたことのあるリフやメロディがあちらこちらに出てくるのが興味深くも詰まらなくもある。1曲目なんかモロにCSN&Yの「オハイオ」だもの。セッションミュージッシャンの力量は勿論判りますが大味な桑田ワンマンバンドになってしまいましたね。これなら最初からソロ作としてもっと深入りして作り込んだほうが傑作になったと思います。他のメンバーの意見が全く反映されていないような音作りで、この後「興行」主体でしか活動できなくなったサザン名義でのラストになったのは必然でしょうね。
今回のライヴは今までにないと言ってもいいほど、最高傑作でした。もう、ミッチーワールド全開と言った感じで、全てを出し切っているミッチーは必見です。そしてライヴの終了後、ミッチーコールする会場のファンが「君こそスターだ!」のタイトルの如く映し出され、まさにフィナーレを飾るに相応しい構成となっていました。でも、やっぱり私達のスターはミッチーをおいては他にはいないと思います。私達を輝かしてくれるミッチーがいてこそです!(^O^)/Shinin′star★CLIPでは、カメラ目線で歌う笑顔いっぱいのミッチーに、私達も笑顔いっぱいになること間違いなしです!ミッチーに出会えた幸せを実感できると思います!
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