カメラワークには問題ありますがノリにのった頃のボニーに会えます(笑)近年のほうのボニーもギタープレイにもボニー自身にも色気が加わってます。買いましょう、皆さん〜!
彼女の魅力が多くの素晴らしい最高のミュージシャンを集め、和気あいあいに作ったようなボニー姉御のファーストアルバム。 シカゴブルースの大御所、実力派が勢ぞろいのアルバムでもあります。 雰囲気的にはデルタ系やシカゴの大御所のようなコテコテブルースというよりは洗礼されたジャズとポップスをちりばめたようなブルース。 それ故に、新鮮な感じがしながら聞きやすく、それでいてブルース好きでも聴けてしまうというバランスの取れた作品でもあります。 アメリカロック界の姉御的存在である彼女のファーストアルバムは何年たっても色褪せない名盤なのです。
初めて、スタジオ・ミュージシャンに頼らず、ほとんどレギュラー・バンドのみでレコーディングをしています。そして「悲しき街角」"Runaway"がシングル・ヒットをしました。なぜかクレジットされていませんが、この曲の素晴らしいハーモニカソロを演奏しているのはノートン・バッファローNorton Buffaloという人です。
このアルバムのハイライトは"Three Time Loser"のスライド・ギターですね。前作から挑戦していたエレクトリック・スライドに磨きがかかり、ロウェル・ジョージのスタイルをふまえた上で、独自の泥臭さを加えています。現在のスタイルの原型が出来上がりました。また、カーラ・ボノフの"Home"のようなアコースティック・ギターの弾き語りの曲をしっとりと情感豊かに歌いあげられるようにもなりました。
この時期に、レコーディング・メンバーと共に、唯一の来日公演がありました。
晩年低迷していた時期もあったRayですが、グラミー賞総なめ、アカデミーまでジェイミーフォックスが獲っちゃって、亡くなった後、彼の功績を讃えるような大変なことになりました、という訳で遅まきながら私もこの話題の作品を買いました。時に“よれちゃう”Ray最晩年の歌声ですが、ノラ・ジョーンズ、エルトン・ジョンらのパートナーのRayへのりスペクとが伝わってくるような歌声と、力強さとか、色んなものを超えてしまった、味、出しまくりのRayの歌声にノックアウトされました。本当に多くの作品を残したRayですが、明らかに名作、だと思います。いとしのエリーのボーナストラック云々というご意見も有りましたが、私は、湯川れいこさん他の愛情溢れる解説や、英文のオリジナルの曲解説の翻訳、歌詞の翻訳など、この作品を理解する上で十分役に立ったので、日本版でよかったです。天国でいつまでも歌ってください。。。
彼女は1949年カリフォルニア州生まれの女性シンガー・ソング・ライター。その顔立ちは女優のメリル・ストリープに似た美形。ところが、この人、ストラトキャスターやアコースティック・ギターでブルースをギンギンに弾きまくり歌います。それも、モノホンのボトルを切ったものを左手の中指にハメ、スライド・ギターをガンガンプレイします。 ところが、この人、スローなバラードを歌わせても天下一品で、日本でこそ著名度があまりないものの、1990年のグラミー賞では主な賞をほぼ総嘗めにしたほどの実力派。キーボードを弾き語りする曲もあり、彼女の器用さが垣間見えます。1970年代と90年代の2回ちゃんと来日公演ツアーも行ってます。 古くからリトル・フィートのロウエル・ジョージやジャクソン・ブラウンなどとも交友があり、非常に熱心な努力家で、ギターの腕前もデビューして以降もどんどん磨きがかかっています。 このDVDはオークランドのパラマウント・シアター1995年7月18日と19日のライブの模様を収録したもの。集客力は十二分にあるのに、あまり大きな会場でプレイするのを好まないためか、今回もホール・クラスでのギグとなっています。 ゲストの面々もすごく、ブルースの大御所のチャーリーズ・ブラウン、ラス・ブラウン、キム・ウィルソンを初め、ジャクソン・ブラウン、ブライアン・アダムス、ブルース・ホンスビーなどが次々に登場。コンサートに色を添えてくれます。 しかし、主役はあくまで、ボニー・レイット!ヒット曲の連続で 100分を超えるライブがあっという間に過ぎてしまいます。アンコールでプレイする名曲中の名曲“I Can't Make You Love Me”を聴くといい意味で鳥肌が立ちます。このバラードを聴くためだけでも十分聴く価値のあるライブです。超お勧め盤です。 私の買ったライブDVDはUSA盤ですが、リージョン・フリーなので、日本製のDVDプレヤーやPS2で問題なく観られます。DVD化に当たって5.1chサラウンド処理されています。
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