低学年で、本が好きで、可愛い挿絵が好きな女の子にお薦め。
青い鳥文庫の海外名作物は、挿絵は可愛いし、内容についても、原作の良さを生かして、上手に割愛してくれています。子供に丁度良いです。
酷い削られ方をしている子供向け絵本などで「小公女」を読んでしまう前に、是非。
すばらしい内容だと思います。 読み手を飽きさせず、とてもうまくまとめていると思います。 アニメのときはただ、セーラの不幸さに歯がゆさを感じていただけですが、この小説は不幸には違いないと思いますけど、アニメとはニュアンスが違うんです。伝わり方が違うんです。涙を誘うんです。 私はアニメよりこの小説の方をお勧めしたいです。 原作の「小公女」も読みましたが、これは読みにくかったです。(笑)
90分によくまとめてくれましたというレベルに達してはいるのですが、どうしてもセーラへの虐待シーンが少ないため、セーラの悲惨さが弱くなってしまっています。ここの部分があってこそ後半での救いが際立つんですけどね・・。
ミンチン院長、ラビニアの嫌がらせシーンが少ないのもいただけません。
個人的には、最後の逆転時にアメリアが院長に罵声を浴びせるシーンはぜひ収録して欲しかった(笑)
やまがたすみこさんが歌う南の虹のルーシーの挿入歌「いつか大人に」の待望の初CD化です。オープニングの「虹になりたい」が収録されたCDは数多くありました。その出来の良さに感動し、挿入歌「いつか大人に」も聞いてみたいと思った人は多いと思います。実際、「いつか大人に」は名曲で、やまがたすみこさんの「虹になりたい」に感動できる人には是非おすすめです。 これからは、廃盤レコードを入手すべく数万円出してオークションに参加する必要はありません。このような金額で新品のCDを買えるのですから。
[完結版]シリーズは、度々レビューしています。
この完結版は、いきなりセーラの誕生日会から始まりますが、そこから始まらないと、
きっと90分に収めることは出来なかったと思います。
前代表生徒だったラビニアのいじめシーンが多い本作ですが、大幅にカットされているので、
最終的に大富豪に戻るときの感激が少なくなっていました。
「小公女セーラ」にはナレーションがありませんが、「完結版」には、物語の隙間に
ナレーションがあり、その点で話が分かりやすくなっています。
たった90分でも、「そういえばこんなんだった」と思い出させてくれます。
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