普通、原作の方がよかった!ってのが主流なのですが、 これはそんな概念を覆してくれました。 歴史の流れの中でのフォレストの生き様。 そのスケールは『そんなアホな』と笑えるくらいですが、 あの一生懸命さはトム・ハンクスでないと、 演技は無理と思うくらい素晴らしかった。 見終えた後は色んな角度で考えさせられる中、 特に私は全ての愛する人との『生と死』を感じ ずにはいられません。母の死や戦友の死。愛する人の死。 それを受け止めるフォレストの純粋な心。 またフォレストに生き様を変えられたダン中尉の運命も、 この話の中で、私は『生』の素晴らしさを感じさせられました。 フォレストがひたすら走るシーンの景色が綺麗で、 言葉なくても心が通じてきました。 とにかく違う観点から何度も観ることをお勧めします。
「アイ・アム・サム」のショーン・ペン、「アポロ13」のエド・ハリス、「シド・アンド・ナンシー」のゲイリー・オールドマン、「フォレスト・ガンプ」のロビン・ライト、「コラテラル・ダメージ」のジョン・タトゥーロ、「アビエイター」のジョン・C・ライリー、「ロッキー・シリーズ」のパージェス・メレディスととにかくキャストが豪華!!こんな個性豊かな演技派俳優達が惜しげもなく各自の魅力を出しまくりで、見ているほうは圧倒されてしまいます。惜しむべきはストーリーのお粗末さかな・・もうちょっと時間いっぱい使って細かい描写が欲しかったかも・・・でも見ごたえは十分です!!!
この作品が1942年に制作されたことを知り驚く。太平洋戦争の真っ最中にアメリカ人はこんなすてきな映画を観ていたのか。 ゲーリー・クーパー主演。37歳で「筋萎縮性側索硬化症」で亡くなったアメリカ大リーガーの英雄、ルー・ゲーリックの物語。 アメリカでは彼を慕い「ルー・ゲーリック病」と言っているそうである。 つらいつらい病気がある。筋萎縮性側索硬化症。 人柄のいい中年の男がなる。神経細胞が死滅していく。原因は不明。亡くなっていくまでの過程は戦いそのもの。
僕が師匠として仰いでいたY氏は、戦う労働者そのものだった。ある時から、自己の身体の不調を感じとった。「働き過ぎですよ」と僕は言った。某大学神経科の専門医に診てもらった。神経科医の厳密な診察法に驚嘆した。診断名は筋萎縮性側索硬化症であった。 その後の、彼の生き様はすごかった。地元の有床診療所で療養。患者会をつくる。 若い医師を鍛え続けた。治療法があるわけでなく、彼の神経細胞が死滅していく過程、それに対抗しょうとする努力。若い医師達は必死にかかわった。戦い続けて彼は永眠した。通夜の時、僕は泣いた。
「お前らチンピラにわしらが身体を診せてやっているからお前らは医者になれるんじゃ」さらに彼は言い続けた。「イッチョ前になったら、わしらを見捨て町に出て行く」 叱られ続けた。 生き続けんとする執念を教わった。 彼は死ぬに死ねないのだ。老いた母、妻、森永砒素ミルクを飲まされた我が子をかかえているのだ。 彼の言葉が聞こえる。「わしらがお前らに身体を診せてやっているから、お前らは医者になれるのだ」
女房役にヴィニー・カリウタ、曲毎に、ジェフ・ローバーとジョージ・デュークがピアノ、ボニー・ジェイムスとゲィリー・ミークがサックスというオーソドックスな構成。ブロムバーグは一貫してウッドベースを弾き倒しています。好きなのは、当アルバムの中でも一番グルーヴィな、"Shag Carpet"。"Jaco"の"Chicken"、前作"Choices"の"Bass Face"のような横ユレ系。シンセや打ち込みはほとんど無く、シンプルなプレイで、普通だったらドJazzな雰囲気を醸し出す所を、Fusion?と思わせてしまう微妙なアレンジセンス、プレイが詰まっています。また、'06年6月中旬に行ったブルー・ノート東京での公演は、ドラムにウェックル、ローバー、ゲィリー・ミーク、そしてtpにリック・ブラウンが加わるという布陣で、当アルバムの曲からChameleon、Cold Duck Time等の黒ファンクな曲を演奏。勿論、全員のソロ廻し付きなので、かなり楽しめました。嬉しかったのが、アンコールに"Chiken"やってくれた事かなぁ。また、CDで聞けるソロ部分では、両手を使ってウッドベースを叩いてました・・・ヴィジュアル的にもかなり楽しめる、ライヴを前提にしたアルバムです。お勧め。
1.LIGHT OF DAY The Barbusters 3:32 2.THIS MEANS WAR The Barbusters 3:31 3.TWIST IT OFF The Fabulous Thunderbirds 3:39 4.CLEVELAND ROCKS Ian Hunter 6:05 5.STAY WITH ME TONIGHT Dave Edmunds 3:25 6.IT'S ALL COMING OUT TONIGHT The Barbusters 3:58 7.RUDE MOOD The Barbusters 2:16 8.ONLY LONELY Bon Jovi 4:55 9.RABBIT'S GOT THE GUN The Hunzz 3:33 10.YOU GOT NO PLACE TO GO Michael J. Fox 3:16 11.ELEGY ( Instrumental ) Rick Cox, Chas Smith, Jon C. Clarke & Michael Boddicker 4:02 ● LIGHT OF DAY Original Motion Picture Soundtrack (1987)
愛と栄光の日々〜ライト・オブ・デイ。 主演・マイケル・J・フォックス、 ジョーン・ジェット。 物語の主人公となるバンドの姉と弟に扮するのが主演の2人。 姉のパティー役に元・ランナウェイズで 自身のバンド ” ブラック・ハーツ ” を 率いて 活動していたJ・ジェット。 リード・ギターを 担当する弟のジョー役を M・J・フォックスが演じた。 映画の話の方は そちらレビューに任せて サントラの内容を 紹介します。 まずメインである The Barbusters は この映画の為だけの架空のバンドで 主演の2人が在籍する R&R バンド。 【1】 【2】 【6】 【7】 の 楽曲が彼ら名義の作品です。 【7】 は インスト曲ですね。 やはり目玉は 【1】 の タイトル曲でしょう。 この曲を提供したのがロック界の ” ボス ” こと ブルース・スプリングスティーン その人。 暇つぶしに メイン・トラックを 何故、 ブルースが手掛けたか調べてみるのもいいですね。 なんと 【10】 では マイケルが歌を 聴かせてくれます。 歌が特別上手いワケではないのですが (笑) ある意味レアではないでしょうか。 【3】 の ファビュラス・サンダーバードは あのスティーヴィー・レイ・ヴォーンの実の兄、 ジミー・レイヴォーンが中心となって活動するブルース・ロック・バンド。 イアン・ハンターは 「 ティーチャーズ 」 や 「 フライトナイト 」 の サントラにも顔を出していたイギリスのアーティスト。 そのイアンの 【4】 は 臨場感溢れるライヴ音源での収録。 【5】 の デイヴ・エドモンズは ベテランのミュージシャンで ギターは もとより歌手、 作詞、 作曲、 プロデュースもこなすマルチ・プレイヤー。 ファビュラスとも交流があり ポール・マッカートニー、 ストレイ・キャッツなど 有名アーティスト達とコラボしています。 【8】 言わずと知れたビッグ・バンド。 日本でも絶大なる人気を 誇るボン・ジョヴィ。 この曲は 彼らのセカンド・アルバムからのナンバー。 個人的に好きな曲でしたから ここでの収録は 嬉しかったですね。 【9】 【11】 の 2組については 私的に情報がなく詳しく分かりません。 【9】 の ザ・ハンツは ハードロック系のバンドでしょうか。 聴く限り演奏 & ヴォーカルは ハードです。 アルバム最後を 飾るインスト・ナンバーの 【11】 は このロック映画のサントラに おいて唯一のスコア楽曲です。 まさに ” 映画音楽 ” たる演奏曲です。 サントラ全盛期だった 80年代の作品群の中では 飛び抜けた派手さや特徴はないですが いろんな意味で異色作品だと思います。 80’ s 好きでサントラ・マニアなら話のタネに購入しては?
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