私がこの本を読んだのは中学3年の時です。受験まっただ中に母から渡されたのがこの本でした。なにもこんな時期にこの本を渡さなくてもとおもいながら、勉強そっちのけでこの本を読んでいたのをよく覚えています。とにもかくにも私はこの本と出会ったことで、読書家の仲間入りをすることとなりました。この本との出会いがなければ私は今程本を読んでいなかったでしょうし、今こうしてレビューを書いていることもきっとなかったであろうと思います。
小説ビギナーのあなたへ送ります。
この本はとっかかりには最高です。
私は四十代の男ですが、姪に進められて読み、はまりました・・・。自身、どちらかといえば「オタク」系の人種ではありますが、普通の成人男子が読んでも楽しめるんじゃないでしょうか? 時にシリアスに、時に多少のジョークも交えて話を進めていく手法はこの著者の特徴かもしれません。救いようの無い結末が多いため、ハッピーエンドを望む読者にはオススメしません。残酷なシーンが多々あるのに、嫌悪感がないのは絵が綺麗なせいかも・・・・
4曲目と10曲目のDistanceはかなりお勧め。切なくなる歌詞がたまらない。10曲目はバラードになっていて、普段は聞くことが出来ないアレンジになってます。
アニメOPを初めて観た瞬間に「また京アニやってくれたな」と。
作詞:畑亜貴「ハレ晴レユカイ」でおなじみ。
作曲:神前暁 アイマスのゴマエーこと「Go My Way!」やハルヒでも「恋のミクル伝説」等多数。
今回もハイテンションで中毒性が高い楽曲です。
また例によって「オリコン1位にしよう」運動が始まってるようですが
自分はそんなもの関係なく気に入ったので買いますけどね。
人間の理性で抑えることの出来る部分を冷静、押さえ切れない熱い想いを情熱と表現されるこの2冊にはとても感動させられました。 8年前に起こった事件!?を境に別の人生を歩み始めたあおいと順正は、全く違う生活を送っていました。その二人の共通点は自分の現在の恋人に、昔の恋人の面影を日々思い描いていたこと。 Rossoでは淡々とした日々を書くのが得意な江国さんの特徴ある書き方であおいの生活を。Bluではちょっと女々しいくらいに優柔不断な順正の過去を引きずる生活を、それぞれがいい味出して書かれてあると思いました。Rossoだけを読んで終わる結末とBluを読むのとでは大違いです。是非2冊を同時に読んでいただきたい。
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