値段の高さは変わりませんし絵コンテも要らないのですが、今回は普通に楽しめました。
漫画の原作より盛り上りがありましたし、今回は動画がなかなか見ごたえを感じました。
コブラが007シリーズの影響を受けたのはファンならご存知かと思いますが、今回は「007ムーンレイカー」を彷彿とさせる場面があります(笑)。
ただし、オープニング前に2分弱の前話のおさらいをするぐらいでしたら、少しでも新しい動画を入れて欲しかったと思います。
それと、映像特典は今回が一番良かったかと思います。
今まではあまりメイキング映像っぽくなかったのですが、今回はアニメーターの仕事ぶりなどを紹介してくれるのです。
ただし、それも約44分の映像特典の半分ぐらいです(笑)。
残りは寺沢武一さんのインタビューで、漫画本に載っていた話とほとんど変わらないのであまり面白くありませんでした。
インタビュー中にに少し写るコブラのグッズの映像をもっと写して欲しかったです。
ハピネットさん、「グッズ紹介だけの映像特典」なんていかがでしょうか?
私も中学校時代にはまって以来,宝物にしてきた小説です。おそらく50回以上繰り返し読んだと思います。大学時代には,名古屋の書店で原書を発見し,好きが高じてとうとう読破してしまいました。内容が完全に頭に入っていたので,それほど苦労しなかったですが,本当はこの本の英語のレベルはかなり高い方です。ラテン語を駆使するなど,ちょっとこった文体なので,マイケル・クライトンのジュラシックパークのようなシンプルな文体の現代SFとは違って読むのに少し骨が折れます。そのせいかどうか知りませんが,現在では本家USAではこの本は絶版になっていて,中古品でしか入手できないようです。だから,日本で再翻訳が出て売れるなど,ファンからすれば夢のようなできごとと言ってよいでしょう。ということで,私も早速購入して読ませてもらいました。
読んだ感想ですが,私の場合,小西さんの文章が記憶に刷り込まれているせいか,「ここ違う,なんでそうなるの」と突っ込みたくなって正直読むのがつらかったです。本当に小西さんの翻訳は素晴らしい名訳なので,小隅さんも大変だっただろうなと思います。でも,原文と比較すると小隅さんの方が正確なのは確かです。小西さんは勢いにのって大げさになっている箇所があり,逐次翻訳すると至る所に間違いがあるのですが,またそこがいいんですよね。そもそも英語は日本語にそのままきれいに翻訳できっこないんですから,勢いにまかせてどんどん意訳すればいいんです。小隅さんにも,小西さんのような大胆さがあれば,もっともっと面白い翻訳ができただろうにと,少し残念に思います。但し,指輪物語のように固有名詞を何でも日本語にしてしまうような翻訳のやり過ぎは困りますけどね。
とても興味深く読めた。
他のSF作品と同じく科学的用語は多数出てくるが
この作品においてはそのような部分も苦にならず読めた。
そして何よりも楽しませてくれるのは、キニスンを支える仲間たち。
この仲間たちが何よりもこのシリーズを面白くしてくれる。
SFを読んだことがない人でも楽しめるかと思う。
とても面白い本であった。
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