某雑誌に「インテリ臭のする異色龍馬・二枚目すぎてミスキャスティング」とあったので、見てみた。
時代劇をやるにしては顔が小さすぎるのでは、と懸念したが、この人は、顔全体は小さいが、目も鼻も口も、パーツはしっかり大きいので、大丈夫だった。龍馬の鬘がよく似合っていた。いつもより色が黒い。チャームポイントのえくぼが2本の皺でしかないほど痩せている。どちらも、脱藩して生活が不安定だったろう龍馬には合っている。
外の気配を察知して身構えたときの姿がりりしい。カメラが玉木龍馬をかっこよく撮ってくれてる。
瑛太演じる小松帯刀との絡みに「のだめ」での友情シーンを重ねてしまうのは、マチガッタ鑑賞態度だろうが、のだめファンはどうしても重なってしまう。許して下さい。
「篤姫」での坂本龍馬は、ただ時代の展開を追う上で必要な登場人物、時代絵巻の点景(と言うには偉大すぎるかもしれないけど)と見た。龍馬その人を描き込むことは考えられていない。“国民的英雄らしく爽やかに登場して薩長同盟を締結し、哀惜と共に消えればよい”程度の登場人物だ。その程度の期待値の龍馬だからこそ、異色に描ける。玉木の初の妻帯者役で(瑛太共々?)、妻に頭が上がらない風なのが楽しかった。(今年の「龍馬伝」ではお龍との関係をどんな風に描くのだろう? この部分は見比べてみたい。)
本当に面白い作品でした。武家社会が女性の目で捉えられているのですが、それは武家の家庭を見せていただいているような感じで非常に斬新で興味深い内容でした。江戸時代に築かれた武家社会の習慣が今の日本文化の原型なのだろうという想像をしました。篤姫は、島津家の分家から将軍の妻になるわけですが、当然そこには政略があるわけで、トップレディーとはいかなる存在であるかを垣間見る思いです。また篤姫が嫁いだ将軍、家定を通して将軍という世襲制の絶対権力者は、人格の前に機構となっていることなどを感じます。こういった徳川幕府の制度疲労は顕著であり、そこに島津家が篤姫を将軍に輿入れさせる理由があるわけですが、それは下巻以降に描かれてゆくことになります。NHK大河ドラマの原作ですが、読んでみてTVドラマがかなり脚色されているのがわかりました。テレビの方はかなり娯楽性をもたせています。TVが先か原作が先か、どちらでもよいと思いますが原作をお読みになれば、大河ドラマが一層面白くご覧になれると思います。
ネットのブログで誰かが、『吉高由里子ちゃんが、映画「チョコレート・ファイター」のジージャー(ヤーニン・ウィサミタナン)に似てる』と書いてあったので、見てみました。
もっとも、吉高由里子ちゃんは、タイで2009年8月12日、劇場公開された映画「チョコレート・ソルジャー(Raging Phoenix)」のポスターに写っている、顔が拡大されているジージャー(ヤーニン・ウィサミタナン)の方が似てるかな。
何か、そばに吉高由里子ちゃんがいたら、ちょっかいをかけたくなるような錯覚に陥ります。
頭を空っぽにして、吉高由里子ちゃんと遊びたくなったら、どうぞ。
妄想の世界に浸れます。
観ていましたが、内容的にはこの人物で一年は長かったのではないかと感じました。確かに現代ドラマ風で面白く仕立ててあり、それをきっかけに歴史に興味を持ちはじめる糸口になれば良いことだと思います。だけど持ち上げ過ぎでは?鹿児島県はウホウホでしたけれど。それにあおいちゃんも可愛かったし。 みんなぁ、清盛もかなり面白いんだぞお。 皆さん、誰かが伝える「視聴率何とか」報道に踊らされてませんか。同じ脚本家でも「江」よりは篤姫の方が面白かった記憶はありますが・・。でもでも!それより数倍も清盛のほうが一話毎、見ごたえアリアリですよ!!ちなみに鹿児島県民ですのでこのドラマの相乗効果は有り難かったです。
つや消しの装丁が高級感があって素晴らしい。永久保存しておきたい。内容もいい。下も絶対買おうと思った。
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