感激しました、て言うか、涙なしには読めないと思います…
半分の月は決して完全ではない、でも変わらず光り輝いている そんなことを考えさせられました
最後15分くらいからの大泉洋さんが演じる夏目という中年医師の妻との回想シーン。何度見ても泣けます。本末転倒かも知れませんが、私にとっては若い2人の切ない恋愛ストーリーも、この15分のためにあるような気がします。
「半分の月がのぼる空」のドラマCD第2弾。
物語は原作の第一巻、つまり裕一と里香の出会いから里香が手術を受ける覚悟を決めるあたりぐらいまでです。
キャストについて述べさせてもらうと、少し里香役の田村ゆかりさんは声が幼い感じがしますが、普通に違和感無く聴けるので問題ないと思います。裕一役の水島大宙さん(宇宙のステルヴィア・音山光太役など)については全く問題ありません。他の方々についても違和感がないので、このキャストを選んだ音響監督はすごいと思います。
BGMも素晴らしいものばかりなので、本当に買って良かったと思っています。
出来れば原作を読んでから聴くのがベストなんですが、読んでなくても十分に楽しめる作品になっているので、興味のある方はぜひ買ってください。
一晩で一気に読んでしまいました。
それぞれの会話がすごく青臭く、くだらなく、読んでいてとてもいいものです。
守るもののため裕一が確かに成長していくその姿は、格好悪く、カッコイイ。思わず応援したくなります。
1巻からの伏線が回収されるラストの砲台山は感動すると共に、顔が真っ赤になりました。
初出が料理通信ということもあり、
全般に恋愛物語と共に料理が取り上げられている。
一人への思いと共にそのときの料理が味わいとなり、
思い出として残っていく。
そんな思いがふとよぎる。
ほろ酔い気分。
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