上村一夫・関川夏央の名コンビで綴られた作品集。 表題作の「ヘイ!マスター」は生前上村一夫が愛したゲイバーの雰囲気や 当時流行の探偵物が盛り込まれていて心地の良い話。 同時収録「焦土の塔」は戦後焼け野原から復興していく日本で、 ギャンブルと金に揉まれながら駆け上がり這いずり落ちる男女の姿。 完成度が高い文庫本としてまとまっており いずれもドラマ化で見てみたい作品。
全3巻読みました。多分この版が完全版で、中央公論社の愛蔵版は割愛されているのでしょう。自分の母が1949生まれのモロ団塊おばばで、今日子と同じ歳だという事に違和感を感じた。ちなみに私は氷河期世代で、団塊Jr.より少し下です。
この作品を読む時は、恋人と別れた後がいいと思う。特に長い年月を連れ添ったパートナーと別れた折に読むといいのではないでしょうか。次の恋に進む前の心の準備にいいと思います。自分が傷つけた相手の事を思い出したり、楽しかった何気ない日常を振り返ってみたり。私はもう結婚して子供もいますが、この本を読み終えて涙がじわっとでてきました(最終回の次の回の番外編がいいです。特にラストが)妻には悪いと思いながらも、過去の相手と頭の中でデートをしてしまいました。今でも元気にしているといいですね。
☆筆者は【昭和の絵師】上村一夫先生フリークである。代表作『同棲時代』以外にも数多くの作品を発表してきた。このボリュームたっぷりの大型図鑑こそ、まさしく上村一夫先生の全てを体験できる最初で最後の集大成である。その偉大な画業の全貌と膨大なバイオグラフィーには思わず圧倒される。上村一夫先生のファンならば大満足されること間違いなし!。これは必ずや後世に語り継がれる至宝の逸品でございます!☆。
京都撮影所に自殺した母を持つ美少女があらわれ、歯車は回りだす。 白蛇伝説をベースに脂の乗ったエロスとホラー。 息つく間もなく雪崩れ込む展開。 上村一夫とはつくづくコラボレーション作品も上手い人だと感動させられます。 トラック野郎などの映画監督鈴木則文原作。
丸尾末広さんの犬神博士が文庫本で読めて良かったです。
有名な漫画家さんの作品が一冊に詰まっていて楽しめました。
ホラー漫画は苦手な私ですが、 あまり恐くなく読むことができました。
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