東欧と聞いて、まず悩んでしまうのがその範囲。
近年は中欧という言葉もあるので、なおのことその境目が分かりづらい。
この雑誌では今回、オーストリア、チェコ、ハンガリー、ブルガリア、
ポーランド、ルーマニア、の6ヵ国としている。
はたして、これが正しいかどうかは判断しかねるが、
中を開けば、自分の頭の中でイメージしていた東欧としっくりきたので
自分としては問題ない。
雑誌を開いての第一印象は「写真を大事にしてるな〜」というもの。
一枚一枚、写真が大きく使われ、1ページ写真裁ち落としというページも多い。
そして、どこか他の雑誌とは「質」がちがう。
フィルムの作家さんを使っているのだろうか。
デジタルでこの色は出ないと思う。
内容はといえば、「オーストリア、ハンガリー、スロヴァキアの空撮」
「ブルガリアのバラ祭り」「オーストリア、ハンガリー、チェコのクリスマス」など
特集名の『ファンタジーの翼広げて』にぴったりなものがそろっている。
ただ、「人」によった写真が全体的に多い気がした。
人の写真は、暖かく、見ていて微笑ましいのだが、
何度も続くとちょっと疲れてしまう。
もう少し、風景的な写真があると、より気持ちよくその世界に浸れると思う。
取材ページもよかったが、私が気に入ったのが東欧のアーティストや、
プロダクトを紹介しているページだ。
絵本や可愛いキャラクター、音楽や映画など、
まさに東欧らしいものがギュッとつまっていて、
これだけでも、正直見る価値あると思う。
他にも、それぞれの国の概要や複雑な歴史を図入りで分かりやすく
読み解いているページなど、これを読めば東欧の事が全てとは言わないが、
大まかには理解できると思う。入門書的に読むのにはぴったりではないだろうか?
東欧というキーワードに興味があるならば、手にとって損はしない一冊だ。
思わずにんまりしてしまう
ユーモラスでかわいいデザインの数々。
紙質もあいまってか
ほっこりあたたかな風合いも
心地よい本でした。
休日に日向ぼっこしながら
パラパラめくりたい1冊です。
一曲聴くごとに、おもしろいです。言い知れぬ何かを感じます。幻想的、神秘的で、tripに最適。聴く価値あります。一度は聴かなきゃ絶対損だと思います。
日本で情報の少ないブルガリアの魅力を伝えるガイドブック。 首都ソフィアはもちろん、世界遺産のボヤナ教会、バラ祭りで知られるカザンラク、バルカン山脈の町や村々、ネセバルなど黒海の町に至るまでとりあげている。観光スポットを紹介するだけでなく、その歴史的な背景に踏み込んでいるため旅行ガイドとしてだけでなく、ブルガリアを知るためにも役立つ一冊。 また、著者自らが撮影した美しい写真がふんだんに掲載されていているのも嬉しい。 個人的には、特に懐かしさを誘うアジア的な街並みの写真が印象的だった。
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