CGやカット割りの編集に香港映画らしいエンターテイメント的な楽しさがある。 ハードボイルドなストーリー展開もこのおかげで眉をひそめて入り込む事無くすんなり流せます。 本領発揮はやはり護送車強襲や銀行強盗などの重大事件での香港警察特殊任務部隊の活躍ぶり。
今日届いてびっくり。これ、1層ディスクだったんですね。 しかも最初TrueHDで告知していたのに、DTS-HDで収録でした。(これは良いことか?) 画質的には、問題なし。DVDでぼやけていた感じが全くなくなり、くっきり見やすい。 まぁ安かったから良しとします。
結論から言って、オチはともかく、途中がつまらない。だから、4人の役者のファンで、画面を眺めているだけでイイという人でないと少々辛い。
物語はアンディ&ジャッキーのパートと、ショーン&エディソンのパートに分けられ、それが交互に少しずつ進行して「ある一晩」の物語を語っていくのだが、なんだか舌っ足らずなストーリーテリングだなぁと退屈に見ていると、ラストですべてがすっきりと収まる...。
現在・過去の出来事や回想シーンが入り交じっているが、結局映画の最後のシーンを見るまで、その3つが入り交じっていることが分からなくて、理解するのに難しい。思い返すと伏線がかなり大胆に張られているが、店で食事をするシーンとターボの右手と「皆殺し」の台詞。この二つしか覚えてないけど...。イックとターボが、ホンを狙ってるのかと思ってたもの。(苦笑)
登場人物は多いものの、前作より過去を描いている為、最後に誰が残るのかは容易に想像できるが、逆に「この人物はいつ、どういう状況で死ぬのか?」というハラハラ感は味わえる。また、前作では少し荒削りと思えたような、例えばいかにしてヤン刑事がマフィアのサムの懐に入っていったかなどは詳細に描かれており見応えがある。主役2人の苦悩する姿はあまり描かれておらず、かといって若手の役者で青春をさわやかに描いた、というのでもない。どちらかといえばウォン刑事やサムの闘争に重きをおいているが、サイドストーリーというよりは前作をより肉付けし最終章に繋げる意味のある作品だと思う。
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