遙か4最初の小説です。
全体的に読みやすかったと思います。
この小説で初めて遙か4を知った方にもゲーム内容が苦もなく理解できるでしょう。
プレイした方は、ゲーム中で不足していた主人公と相手役の心情を足してあり読んでみる価値はあるかと。
ただ、主人公の相手は思い入れのあるキャラ以外はちょっと…という方は相手役を確かめてから購入を考えることをおすすめします。
キャラごとのエピソードはありますが明らかに差があります。
遙か4へのユーザーの不満が多かった為にこのような形になったのでしょうか…?(シナリオに最も不満の多かったであろうキャラがメインのようなので…)
花無缺とはまた違った意味で、小魚児のライバルとなる(?)
江玉郎が登場!
小魚児は悪人に育てられたとはいえ、
正義感を心に秘めた少年だけど、この江玉郎は根っからのワル。
ムカツク言動が多い江玉郎(そこがこのキャラの持ち味ですが)を
軽く手玉に取る、小魚児の口車が実に面白い。
そして、真の黒幕になりそうな江玉郎のオヤジ、江別鶴もいい味出てます。
この巻も、実にいい終わり方をしていて3巻が待ち遠しい!
その3巻ですが、どうやら過去ストーリーのようで
「3年後」はお預けのようす……。それはそれで期待してます。
藤田香さんのイラストもノってきているようで
十大悪人や江別鶴、江玉郎のキャラが生き生きしてる。
ピンナップも非常に楽しい。
次号予告にあった、燕南天の横顔が非常にシブくて、3巻もかなり楽しみ。
GAMECITY文庫の中で、一番レベル高い気がする……。
面白かったです。 ハラハラする展開で引き込まれました。 さわやかな感じのエンディングもよかった。 あかねと季史の恋の結末は相当泣けました。 劇場版とはまったく違う展開でしたが、季史が好きな人にはオススメです。 天真と頼久もかっこよかった。 ただ、イノリの出番が少なかったのだけが残念です。
パッと見た目は無双的なゲームのように見えますが、実際はリアルタイムシミュレーションですね。基本攻撃はボタン押しっぱなしのオートです。
兵科の相性を考えて指揮する部隊を変えながら戦っていくわけですが、自分の活躍で戦いを勝利に導けた時の達成感はなかなかのものです。また、騎馬兵で敵陣に突撃する爽快感は最高(長槍で待ち構えられている所に突っ込むとほぼ即死ですが…)。
エドワード黒太子、ベルトラン・デュ・ゲクラン、ジャンヌ・ダルクなどの歴史的英雄が、時に味方に敵になったりするのが個人的に楽しかったです。兵科の種類は豊富で、中世史好きな人なら思わずにやりとするようなマニアックなものも。
全体的に買って満足していますが、キャラクター間の相性があったり、年をとっていったりみたいな要素があったらもっと良かったかなあ。どういうプレーをしても、ゲーム全体の流れがほぼ同じというのが少し残念でした。
基本的にはゲームのストーリーと同じですが、キャラとの出会い方や設定など、
ゲームとはまた違った形で描かれています。
特に違和感も無く、小説らしくて良かったと思います。
将臣のシナリオがメインですが、他の八葉の話も所々含まれています。
個人的に、それはとても嬉しかったですね。
特に、終盤の敦盛と惟盛の話には感動しました。
キャラの呼び方が一部間違ってたり、漢字の間違いがあったり・・・と、
気になる点も少しありましたが、とても面白い作品だったので許せる範囲です。
(ただ、遙か3をプレイしてない方には全く分からないでしょうが・・・)
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