メダルオブオナーシリーズのPS2番のデビュー作です、発売年がもう10年近く昔なので、グラフィックがいいとか、銃声がいいとかは期待しない方がいいです、この作品でもうヒーロー性が追及されています、プロローグのノルマンディ上陸作戦は当時のグラフィックとしては圧巻だったはずです、後にリメイクされていますし印象的なシーンです。じつはプライベート・ライアンをオマージュした部分が随所にあります。 たとえば・・
中隊長がよく見るとミラー大尉に似ている(髪が薄いところも)。
掩蔽壕の形が映画そのまま。
負傷した兵士を治療している衛生兵が、銃撃で死亡した兵士を見てドイツ兵に対して激怒する場面。
上陸した際に負傷した兵士と一緒に上がってくる2人組のアメリカ兵。1人は死亡するところも映画そのまま。
掩蔽壕に取りついたアメリカ兵の位置(映画ではその場所から狙撃する)
上陸前にゲロを吐くシーン。
海に投げ出された兵士が射殺される場面。
この作品は戦闘について極めて写実的に描かれている。戦争とは政治的に行われるもの…そこへ政治的にただ政治的に必要に迫られ一人の二等兵を救う為に八人の兵士が戦闘に赴き戦う。それぞれが任務に対する不満や葛藤を思い任務を遂行していくがラストシーンは戦闘のルールを守ったが故の皮肉…まさにどちらが良い悪いなど一切の描写なく戦闘の本質を描いている。 中盤にあるわざと?逆光で撮影したシーンが戦闘のむなしさ、矛盾、悲しさを黙々と描いていて秀逸な作品です。
今更、内容には触れなくてもいいでしょう。
冒頭の30分、凄惨な映像に言葉を失います。
エンターテイメントではない、真実の戦争を垣間見た瞬間でした。
後の戦争映画、特に戦闘の描写に多大な影響を与えた素晴らしい作品。
『インディ・ジョーンズ』『スター・ウォーズ』『スーパーマン』など数々の名作の曲が入った、ジョン・ウィリアムズのアルバムを思い出し、購入いたしました♪
他にも、沢山 皆さんがご存知の映画曲が収録されていて、かなりいいアルバムですよ♪
歴史に残る名作ばかりですので、一枚持っていても いろんなシーンで楽しめて 飽きが来ませんよ!
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